こんにちは、韓国留学中のあやです。   韓国の観光地に行くと必ず見かけるのが、大きな百貨店や免税店です。   韓国の有名どころの免税店と言えば「ロッテ」「新羅」「新世界」などが挙げられます。   ではそんな韓国の免税店で買い物をすると、日本で買うよりどれほどお得なのでしょうか?   また気になる免税店での購入方法や空港でのタックスリファンド(税金還付)の方法までまとめてご紹介します。   免税店で購入するとなるとやはり気になるのは値段。   特に外資系の「ブランド品」「コスメ」などは日本で購入するのと、どれほど値段が異なりお得なのかが気になるところです。   韓国で有名な免税店のひとつである「新羅」のインターネット免税店を参考にしながら、値段を比較してみましょう。トムフォードビューティ:リップカラー   まず人気のコスメブランド「トムフォードビューティ」のリップカラーです。   日本の百貨店で購入すると税込みで「6,480円」となっています。   しかし新羅免税店では49ドル、日本円にすると「約5440円」ほどです。   1,000円ほどお得に購入ができるということになります。コスメデコルテ:AQエマルジョン   次に有名どころの「コスメデコルテ」のAQエマルジョンを見てみましょう。   こちらは日本円価格で税込み「10,800円」ですが、新羅免税店では「約9,800円」ほどで販売されており、やはり約1,000円ほどお得になります。   その時のレートによりますが、大体外資のブランド品は「500円」から「1,000円」ほど安く買えると考えて良いでしょう。   韓国ブランドの商品は韓国国内であれば「免税店で購入しようが路面店で購入しようが値段は同じで、あまり関係なのでは?」と思いがち。   しかし免税店ではキャンペーンなどもあり、意外にも路面店より安く買うことができます。   現在の新羅免税店では、韓国コスメアイテムの多くがセール対象となっています。   大人気CNP(チャアンドパク)の場合、「プロポリスエネルギーアンプル」は現地価格で「25,000ウォン(約2,500円)」が定価となります。   しかし新羅免税店では元々「20ドル(約2,200円)」のところに、さらにキャンペーン割引が加わり「18ドル(約2,010円)」で購入することができます。   定価より「約500円」もお得に購入可能です!   こうしてみると免税店で韓国ブランドの商品を購入するというのも、おすすめのショッピング方法かと思います。   免税店で商品を購入する際には本人照会などが行われ、本当に免税対象者であるのかということをチェックされます。   免税店側のチェックが終われば、あとは免税された額でお会計をすればOKです。必要なもの   購入した免税品はその場で受取ではなく、基本的に出国日に空港で受け取ることになっています。   しかしこのルールには例外もあります。それは韓国ブランドの商品です。   韓国ブランドのコスメなどは、購入したその場で受け取りが可能となっています。   しかし気をつけたいのは、「その場で受け取っても韓国滞在中は開封・使用してはいけない」ということです。   免税制度はその国の居住者でなく、さらに購入したものをその国で使わないということを前提で免税が適応される制度です。   購入したその場で受け取った場合は、この決まりはしっかりと守るようにしましょう。   また空港受け取りとなる場合は、お会計の際に「交換券」を受け取ります。   これが空港での免税品の受取の際に必要となるため、無くさないようにしましょう。   商品を受け取った際には自分の購入品と間違いがないか、その場できちんと確認をするようにしましょう。免税品受け取り場所仁川空港第1ターミナル4階搭乗フロア11番・26番・28番ゲート付近   コンコースA 115・121番ゲート付近第2ターミナル4階搭乗フロア252番ゲート付近金浦空港3階搭乗フロア   これまでにご紹介した免税店での商品購入は、あらかじめ免税額になっているものをそのままお会計となるため、空港では商品を受け取るほか特に手続きが必要ありませんでした。   しかし韓国では免税店以外でも「タックスリファンド」といって、免税手続きをすることができるお店がたくさん存在します。   免税手続きができるお店には「TAXFREE」と表示されており、そのお店で3万ウォン(約3,000円)以上購入すれば、免税手続きを受けることができます。   コンビニやスーパーなどでもタックスリファンドを行っている店舗が多く、こんな場所でも?というお店でも制度を受けることができるので1度確認してみましょう。   上記のような場合に注意したいのが、その場で即時還付が適応されて税金分のお金が戻ってくるわけではないこと。   ではどうすればよいのでしょうか?   「TAXFREE」対象のお店では、商品購入時にタックスフリーに必要な書類(レシートのようなもの)を渡されます。   帰国時の空港(仁川/金浦など)で出国審査を受けた後、先ほどの書類を持って27番ゲートの「タックスリファンド」と書かれた場所に向かいます。   そこで係の指示に従って処理を行えば、払い戻しを受けることが可能です。   お店の人にタックスリファンドしたいという旨を伝えると、書類を渡され空港の税関に行くようにと説明を受けることがほとんど。   しかし一方ではお店の中または近くにあるカウンターで手続きしてくださいと、言われる場合もあります。   実は韓国の街中にはリファンドカウンターと呼ばれる場所があります。ここで手続きをすると、なんとその場で税金分のお金が戻ってくるんです。   しかしここで注意したいことが!実は免税手続きはこれで終わりではないんです。   リファンドカウンターでは免税に必要な書類、パスポートの他クレジットも提示をしなければなりません。   その場で税金分がキャッシュバックされるのですが、それと同時にキャッシュバックされた金額が担保としてクレジットカードで仮決済されるのです。   この仮決済を解除するためには、やはり空港の税関で書類やパスポートを提示して輸出証明スタンプというものを捺してもらわなければなりません。   税関で本当に免税品が韓国の外に出たということが確認されると、先ほどリファンドカウンターで仮決済されたクレジットカードの金額がキャンセルになります。   これを忘れて出国してしまうと、せっかく税金を還付してもらっていてもそれと同じ額がクレジットカードでそのまま決済されてしまい、結果プラマイゼロに…。   きちんと空港の税関で手続きを済ませましょう。   韓国にはもう1つ、免税に関する制度があります。それが「即時還付制度」です。   即時還付制度がOKと表示されている店舗で、1店舗につき3万ウォン以上30万ウォン未満の金額であれば、その場で免税された額で支払いができるというものです。   ちなみに即時還付できる額は、韓国滞在中にトータルして100万ウォン未満となっています。   この場合はその場で免税された額でお会計ができるため、空港での別途手続きが必要ありません。   手続きに必要なものもパスポートのみ!   自分が買い物をするお店にもし即時還付制度の文字があれば、ぜひ利用してみてください。   韓国の明洞や江南といった観光地にはかならずといって良いほど免税店が存在しています。   中でも明洞はやっぱり観光客が多いだけあって店舗の規模が大きいです!   免税店をチラッと見てみたいなという方は、明洞の店舗に行ってみると良いでしょう。   ちなみにどこの店舗も店の最上階付近のフロアが、免税フロアとなっています。   韓国の免税店で買い物をするとどれほどお得なのか、そして実際の購入方法や空港での手続きについてまとめてご紹介しました。   免税店であれば安くショッピングができるという点はもちろんですが、日本語や英語など言葉が通じる店員さんも多く、安心して買い物ができるというのも嬉しい点です。   もちろん百貨店であれば偽物という心配もなし…。   ぜひ韓国の免税店や市内にあるタックスリファンド制度を使って、お得にショッピングを楽しんでください。 \役に立ったらシェアしよう!/