
・可愛いと同時に悲しい話だ。
・動物ってすごく感情があって賢いのに、それに気づくのは実際に近くで接してからってことが多い。猫を飼う前は猫に対してあんまり良いイメージ持ってなかったって人も多いと思う。
・シャチの話を思い出した。シーワールドにいたティリカムが群れから引き離された時、仲間のシャチたちが何週間もボートを追いかけて叫んだり泣いたりしてたらしい。シャチは母親と一緒に成長する習性があって、ティリカムはまだ2歳だった。 追記:シャチは群れごとに独自の言語や文化も作る。ティリカムは自分の群れの仲間と再会することがなかったから、事実上、もう会話できなかった。
・↑そのシャチを家族全員に叫ばれながら連れていくとか、どうやって平然とやるんだ。正気の沙汰じゃない。
・↑ドキュメンタリー『ブラックフィッシュ』の中に、捕獲に関わった漁師が出てくる。いろんなことを経験した人だけど、そのシャチを奪ったのが一番ひどいことだったって言ってた。
・↑たぶん、大多数の人にとっても人生最悪の行いになると思う。
・↑さらに酷い話がある。ティリカムは繁殖用に使われて、母親から引き離された子どものシャチが高額で売られた。その分離が一生消えないトラウマになる。ティリカムの最初の娘は2022年にわずか20歳で死亡。野生では15歳で繁殖を始めるのに、彼女は8歳で叔父と繁殖させられた。野生なら80年生きられる。漁師の行為もひどいが、繁殖者のやったことは想像を超えてる。
・↑なんだよ今の話。人間って自然に対してほんとに残酷なんだな。
・「繁殖者」って単語が出てきて、良い話で終わった例を知らない。
・この星で最悪の種族が人間だってのは、もう確定してると思う。
・自然も残酷で容赦ないけど、それは本能。でも、本当の「悪」をやるには知性と自覚が必要なんだよ。
・あの家族、ほんとにかわいそうだった。
・映像見たけど、あれはひどかった。現場にいた人の多くが泣いてたって言ってた。自分も思い出すだけで涙出る。群れが赤ちゃんを隠して、自分たちを犠牲にしようとしてた。将来、今の動物の扱いを見返して、人類がどれだけ残酷だったかって絶対思う日が来る。すでに過去を振り返って嫌悪感抱いてる人も多いし。
・マジで、イルカ科の生き物って人間に一番近い存在なんじゃないかと思う。
・面白いけど、ロバート・J・ソウヤーの『スタープレックス』って本では、イルカが第二の知的種族になってて、宇宙船の操縦に関しては人類より優れてるって描かれてる。
・↑その発想って古典的なSFあるあるでもある。軍が戦争やスパイ活動でどれだけ使えるか調べてた軍事実験が元になってる部分もある。『銀河ヒッチハイクガイド』ではイルカが地球で二番目に賢い存在(ちなみに一番は人間を操ってたネズミ)だったし、『ジョニー・メモニック』の映画版では原作に出てくる改造イカの代わりに改造イルカが出てくる。
・時々考えるんだけど、アリとか虫が知らないうちに服とか車に乗ってて、別の場所に連れてきてしまうときってあるよね。別に今回の話とまったく同じじゃないけど、そういう時って、自分たちが自然の力そのものみたいな存在だって気づく。
・Wikipediaによると、この魚はかつて海流に流されるだけだと思われていて、「メガプランクトン」と分類されてたらしい。受け身すぎてプランクトン扱いされるってどんな感じなんだ。
・そして骨っぽい。かなり骨っぽい。
・↑それをカルシウムが豊富って考える方が好き。
・↑骨っぽい?それって、痩せてるってこと?
・今日知ったけど、プランクトンって生物の種じゃなくて、「自分で動かずに海流に流される生き物」の分類なんだって。
・↑しかも動物だけじゃなくて、植物も含まれる。動物性が動物プランクトン、植物性が植物プランクトン。
・植物プランクトンかわいそう。呼吸に必要な酸素のかなりの量を作ってるのに、感謝されるのは木ばっかり。(植物プランクトン:70〜80%、木:20〜30%)
・海が酸性化してるのはいいことかもな。木の方が注目されるし。人間ってほんとすごいな。
・↑心配するな、木も伐採してるし。酸素なんて大したもんじゃないだろ。
・↑そのうち呼吸に月額課金とかさせられそう。
・海は陸よりずっと広いし、中にいる生き物の量もすごい。1本の木と同じ量の酸素を出すには大量のプランクトンが必要だけど、全体の量が多いから関係ない。
・納得した。プラスチックが酸素生成にどう影響してるのか気になるな。
・クラゲも全部プランクトンなんだよ!クシクラゲみたいなゼリーっぽい生き物もな!
・ってことは、スポンジボブに出てくるプランクトンは、自分で動けるから実はプランクトンじゃないってことか?