今回は世界の日本から近い国ランキングを作成しました。ここでは日本との距離が短い国をランキング形式でトップ15まで掲載しています。日本から一番近い国ほど移動も安楽なので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。


海外旅行に行きたいと思ってもこともあります。海外旅行では飛行機の所要時間が数時間以上となる国もあり、世界の果てまで行くなら10時間以上のフライトを覚悟しなくてはなりません。中には直行便が就航しておらず、乗継便で20時間以上かかるような国もあります。
しかし、そうなると現地に向かうだけで一苦労、疲労困憊で観光どころではありません。体力が無尽蔵ならまだしも気力はそう長続きはしない……だからこそ数時間、せめて10時間以下で行ける旅先を選ぶのがベストです。
特に初めて海外旅行する方ほど日本から近い国がおすすめです。もちろん、近いとは言っても国家間の距離や空港間の位置、フライトの時間や航空会社の就航便などでも行きやすさは変わります。だからこそ、無理なく行ける海外旅行先として日本から近い国を選びたいところです。
行き先によってはかもしれません。


当ランキングでは東京を起点として各首都や各都市までの距離、飛行機の便数、現地までの時間などを加味して選定しています。
日本から近い国ベスト3は韓国・ロシア・北朝鮮です。そこから中国や台湾、サイパンやグアム、フィリピンやモンゴルやパラオと進むごとに遠くなります。それより先にはベトナムやミクロネシアをはじめ、ラオスやブルネイやカンボジアなどの国々が点在しています。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
韓国は世界で一番日本から近い国です。朝鮮半島の南部を国土とし、東西を日本海と黄海に囲まれているのが特徴です。まさに日本の隣国と呼ぶに相応しい地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約1.9倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約0.5倍の距離となります。
飛行機の所要時間も2時間~3時間なので、気軽に行ける海外旅行先の代表格と言えるでしょう。
ロシアはユーラシア大陸の北部を国土とし、北は北極海、東西はバルト海と太平洋に囲まれているのが特徴です。世界最大の面積を有していることもあり、地域間の距離に大差が生じる地理関係となります。
日本からだとです。地域の関係でモスクワはかなり遠いものの、逆にウラジオストクはとても近いです。これは東京大阪間(約500km)換算で約2.1倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約0.5倍の距離となります。
フライトの移動時間も2時間~3時間なので、身軽にアジアやヨーロッパの雰囲気を感じられる海外旅行先です。
北朝鮮は朝鮮半島の北部を国土とし、東西を日本海と黄海に囲まれているのが特徴です。こちらも日本の隣国と呼んで差し支えない地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約2.6倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約0.6倍の距離となります。
ただし、飛行機は直行便がなく乗継便となるため、アクセスは不便です。
中国はユーラシア大陸の東部を国土とし、東は黄海、南は東シナ海に囲まれているのが特徴です。日本とは海を挟んで接する地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約3.5倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約0.9倍の距離となります。
飛行機の所要時間も3時間~4時間なので、旅先として選びやすいのが魅力です。


台湾は台湾島とその周辺諸島から構成され、北は東シナ海、東はフィリピン海、南は南シナ海に囲まれているのが特徴です。日本とは沖縄の宮古島・石垣島の目と鼻の先にある地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約4.2倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.1倍の距離となります。
飛行機の所要時間も3時間~4時間なので、旅先として選びやすいのが魅力です。
サイパンはサイパン島とマリアナ諸島から構成され、太平洋に囲まれているのが特徴です。世界で最も深いマリアナ海溝に近く、日本から最も近い英語圏の1つという地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約4.7倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.2倍の距離となります。
ただし、フライトは直行便があったりなかったり乗継便となったり、意外にもアクセスは不便です。


グアムはグアム島とマリアナ諸島から構成され、太平洋に囲まれているのが特徴です。世界で最も深いマリアナ海溝に近く、日本から最も近い英語圏の1つという地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約5.0倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.3倍の距離となります。
フライトの移動時間も3時間~4時間と短く、ビーチでゆったりと過ごせる海外旅行先としておすすめです。
フィリピンはルソン島とミンダナオ島及びその周辺諸島を国土とし、フィリピン海・南シナ海・セレベス海に囲まれているのが特徴です。日本とは太平洋とともに寄り添うような地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約6.0倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.5倍の距離となります。
飛行機の所要時間も4時間~5時間だから、陽気な雰囲気漂う旅先を選びたい方にぴったりです。
モンゴルはユーラシア大陸の内陸に位置し、標高4,000m級のアルタイ山脈から標高3,500m級のハンガイ山脈などに囲まれているのが特徴です。日本とは真逆の内陸国という地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約6.0倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.5倍の距離となります。
飛行機の所要時間も4時間~5時間であり、遊牧民が転々とする広大な旅先を選びたい方に良いでしょう。
パラオは約386個の島々から構成され、太平洋に囲まれているのが特徴です。かつては日本が統治していた島国で、日本と同じく海に浮かぶ地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約6.4倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.6倍の距離となります。
ただし、フライトは以前まで直行便があったものの現在は乗継便のみで、アクセスは若干ながら不便です。


ベトナムはインドシナ半島の東部を国土とし、南シナ海に面しているのが特徴です。日本のように縦長の土地を持つ地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約7.3倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.8倍の距離となります。
飛行機の所要時間も5時間~6時間と長すぎず、エキゾチックな風景を歩ける旅先としておすすめです。
ミクロネシアは約607個の島々から構成され、太平洋に囲まれているのが特徴です。世界で最も深いマリアナ海溝に近く、日本にも意外と近い地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約7.4倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約1.9倍の距離となります。
しかし、フライトは周辺諸国からなら乗継便がありますが、直行便はありません。そのため、アクセスは不便かもしれません。
ラオスはインドシナ半島の東部を国土とし、面積の大半を標高2,817mのビア山などの山岳地帯に囲まれているのが特徴です。日本とは真逆の内陸国でありながら縦長の土地を持つ地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約8.3倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約2.1倍の距離となります。
ただし、飛行機は乗継便こそあるものの直行便がないため、アクセスで不便を感じるかもしれません。
ブルネイはボルネオ島の北部を国土とし、南シナ海・セレベス海・ジャワ海に囲まれているのが特徴です。東南アジア諸国に包まれているような地理関係となります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約8.5倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約2.1倍の距離となります。
しかし、フライトは周辺諸国からなら乗継便があるものの、直行便はありません。そのため、アクセスは不自由に感じるところです。
カンボジアはインドシナ半島の南部を国土とし、タイランド湾に面しているのが特徴です。日本と同じく多種多様な自然環境に富んだ地理関係にあります。
日本からだとです。これは東京大阪間(約500km)換算で約8.7倍の距離、北海道沖縄間(約2,000km)換算で約2.2倍の距離となります。
ただし、シェムリアップまでの飛行機は乗継便のみ、直行便はあったりなかったり条件次第です。一方、プノンペンまでは約5時間~6時間と比較的近いです。


その他の国は日本との距離が5,000km以下の国を中心に判断しています。
アジアではです。移動手段が豊富なため、直行便・乗継便含め5,000km前後で行ける国が他にもあります。ただ、島国は本島と離島で距離も大幅に違うので、その点は注意したいです。
オセアニアではです。交通機関が潤沢なので、直行便・乗継便含め5,000km前後で行ける国が他にもあります。ただ、島国は本島と離島で距離も大幅に異なるため、その点は気を付けたいです。
日本と近い国には韓国やロシアや北朝鮮だけでなく中国や台湾、サイパンやグアム、フィリピンやモンゴル、パラオなどの観光大国が目白押しで海外旅行先としてもぴったりです。さらに足を延ばしてベトナムやミクロネシア、ラオスやブルネイ、カンボジアなどに出かけてみるのもありかもしれません。
日本から近い国であれば海外旅行も予約しやすく、予算も抑えられます。それでいてスケジュールも調整しやすいです。移動時間が短ければオプショナルツアーも組み込みやすくなるでしょう。それゆえ、近場の国ほど海外旅行初心者の方にとっては忘れられない旅となるはずです。