高気圧に覆われた影響で、17日は全国的に気温が上昇し、真夏並みの暑さとなった。埼玉県内も各地で気温が上昇。熊谷地方気象台によると、観測全8地点のうち、熊谷で今年の県内最高となる37・2度を記録した。鳩山・さいたまの36・3度、越谷の36・2度、秩父・所沢・寄居の36・0度、久喜の35・9度もそれぞれ今年の最高気温となり、35度以上の猛暑日を観測した。気温の高い日は今後も続く見通し。  県消防課によると、熱中症の疑いで女性(65)が死亡した。午後4時10分ごろ、越谷市内の共同住宅の駐車場内に駐車していた軽乗用車内で、口を開けて反応がない女性を通行人が発見。救急通報し、同4時45分に医療機関に運ばれたが、死亡が確認された。熱中症による死者は今年初めて。  熱中症と熱中症疑いで、同日(午後5時時点)は県内で109人が救急搬送。搬送者の内訳は男性76人、女性33人で、半数以上の70人が65歳以上の高齢者だった。