MBAスクールは世界中に数多く存在し、ランキングを発表している情報機関も様々あります。   それぞれに特徴があり、ランキングによって評価されている基準が異なりますので、ランキングを参考にする場合には、ランキングの評価基準にも注目する必要があります。   こちらの記事では、世界でも有名な7つのMBAランキングと、ランキング上位10のMBAスクールについての学費や入学条件をご紹介していきますので、   という方は、ぜひご一読ください。          MBAは、ライセンスや資格とは異なり、。   Master of Business Administrationを略してMBAといわれています。   MBAプログラムを開講している大学院は、特にビジネススクールと呼ばれ、一般的な大学院とは差別化されています。   MBAスクール受講者の平均年齢は、海外で20代後半、日本では30代が多く、ビジネススキルの向上を目的とした、社会人向けのプログラムです。   学習期間はスクールによって異なりますが、フルタイムかパートタイム(夜間)のコースがあり、およそ10ヵ月から2年間のプログラムで学位の取得を目指します。   MBAは日本語では経営学修士といい、経営学のエキスパートです。   経営学の研究者ではなく、企業経営に直接関わり、人や物、財産など企業経営に不可欠な要素や、経営のコンサルティングなど実務的サポートを、学術的に行うことができる知識を身につけます。   海外MBAでは特に、地域や教育方針によってアカデミックで伝統的な学校もあれば、テクノロジーやデザインなど最先端に適応したリベラルな校風もあり、選ぶビジネススクールによって、学べることも大きく異なってきます。   ブランド力の高いスクールのMBA学位ほど、実際の知識だけでなくプロフィールにも箔がつきますし、企業からも注目されるでしょう。   海外MBA取得という経歴は、自身の経歴に大きな華を持たせてくれます。   後述のセクションで詳細をお伝えしますが、FTのランキング評価基準のひとつである給与上昇率をみると、トップ10のMBAスクールでは、卒業後の給与は平均して115%前後でした。   日本の一般的企業で、海外MBA取得後の年収が150%以上となったケースもあります。   経営学のエキスパートであるMBAホルダーの人材には、それだけの価値があるからです。   渡航先地域にもよりますが、メジャーなMBAスクールでは基本的に英語が常用されています。   講義や、生徒同士のディスカッション、レポートなど全て英語で行うこととなります。   日常生活も全て英語で過ごす毎日は、必然的に英語スキルは大幅に向上するでしょう。   MBAスクールには、世界中から様々な国籍、年齢の方々が集まってきます。   スクール内でのイベントや課題を通して繋がった人脈は、後のキャリアにも活かせるシーンもたくさんあるでしょう。   2年間スクールに通う場合、学校によって学費は大きく異なりますが、500万~800万ほどかかります。   その他渡航費、滞在費、フルタイムの場合仕事も難しいので、その期間の収入もない事を考えると、2000万円近く必要となります。   社費でなく、私費で留学する場合は奨学金がなければ、かなりの資金を準備しなくてはなりません。   専門的な経営知識を学習するためにも、高度なビジネス英語のスキルは必要です。   スクールによって、求められる基準は異なりますが、一般的には各英語スキル検定の点数の目安は、以下のようになっています。   TOEICの点数に関していえば、ほぼ満点という高い水準が求められます。   一般的な英語だけてなく、ビジネスの専門用語まで熟知していなければ、留学生活において大変苦労をする事になるでしょう。   留学する場合、これまでの仕事を中断して渡航しなくてはなりません。   業務の引き継ぎや、やりかけのプロジェクトなどあれば、後ろ髪引かれることもあります。   MBA取得後は多くの方が転職する傾向がありますが、2年以上社会人としてのブランクが空くことに、不安に感じる方も多いでしょう。   MBA取得後は、多くの人が転職してキャリアアップを目指します。   特に外資系の世界的企業は、海外MBAホルダーの雇用に積極的である会社が多く、投資銀行、証券会社、コンサルティング企業、IT企業には多くのMBAの卒業生が所属してます。   日本企業では、海外MBAホルダーにメリットは少ないという声もありますが、決してそんなことはありません。   グローバルビジネスを手がける大手企業であれば、英語力だけでも十分に重宝されるレベルです。   採用に積極的ではない企業だとしても、海外MBAで培ったスキルは、確実にその企業にとってもプラスとなることは間違いありません。   給与の上昇率が、評価基準の中で比重の大きいFTの国際MBAランキングでは、100位までのスクールの給与上昇率を発表しています。   下は57%から上は184%と、地域による基本給の違いで差はありますが、その中でも上位20校の平均は119.6%という結果でした。   学費や渡航費など多額の資金は必要となりますが、仮に年収700万の方は単純計算で、その後10年前後のキャリアで十分に元の取れる計算となります。      様々な学校評価機関が、世界中のビジネススクールをランキングしています。   その中でもMBAは、世界3大ランキングと呼ばれる代表的なランキングがあります。   QS (Quacquarelli Symonds・クアクアレリ・シモンズ)   FT (Financial Times・フィナンシャル・タイムズ)   The Economist(エコノミスト)   その他、以下の有名なランキング4つと合わせて、評価基準と最新のランキングトップ10をご紹介します。   Forbes(フォーブス)   Bloomberg Businessweek(ブルームバーグ)   US News and World Report(USニューズ&ワールド・レポート)   Eduniversal(エドユニバーサル)   それぞれ評価基準が異なるので、選ぶ際には自分が重要視している評価基準を取り入れているランキングを、参考にするとよいでしょう。   QS World University Rankingsはイギリスのグローバル企業Quacquarelli Symonds社(クアクアレリ・シモンズ社)が、毎年9月に発表している世界教育機関のランキングです。   各国学者からの評価や、卒業生の就職先の評判をもとに評価を行っています。   評価基準   評価割合   各分野の会社雇用主からの評価   40%   大手企業での役員や社長の出身校など   15%   平均給料の増減と上昇率・就職率など   20%   特定の分野でリーダーシップをとる人   15%   女性・教職員・留学生   10%   卒業生が就職した雇用先からの声に比重を置いており、卒業後に現場で活かせる知識が身についているかの指標となります。       QS 2022年MBAランキング   ランキング   スクール名   1位   スタンフォード大学ビジネススクール   2位   ハーバード大学ビジネススクール   3位   ペンシルバニア大学ウォートン   4位   HECパリ   5位   MITスローン経営大学院   6位   ロンドンビジネススクール   7位   IEビジネススクール   8位   INSEAD   9位   コロンビア大学ビジネススクール   10位   IESE   フィナンシャル・タイムズ(FT)は英語圏の2大経済紙の1つで、世界経済や金融業界のリーダーである方や、海外事業担当者たちの多くに愛読されている英国の経済誌です。   評価基準   評価割合   卒業から3年の平均給料   20%   給与上昇率   20%   MBA費用・期間に値する価値   3%   キャリアアップ   3%   目標達成率   3%   キャリアサービス   3%   3ヶ月以内の就職率   2%   卒業生の評価   3%   女学生   5%   留学生   16%   研究のランキング   10%   社会への貢献度   3%   その他   9%   かなり細かな評価基準が設けられていますが、平均給与や給与上昇率の比重が40%と高めになっています。   Financial Times 2022年MBAランキング   ランキング   スクール名   1位   ペンシルバニア大学ウォートン   2位   コロンビア大学ビジネススクール   3位   INSEAD   4位   ハーバード大学ビジネススクール   5位   ノースウェスタン大学ケロッグ経済大学院   6位   スタンフォード大学ビジネススクール   7位   シカゴ大学 ブース   8位   ロンドンビジネススクール   9位   イェール大学マネジメントスクール   10位   IESEビジネススクール   The Economist(エコノミスト)はイギリスの週刊新聞です。   1843年にスコットランドの経済学者であるジェイムズ・ウィルソン によって創刊されました。   評価基準   評価割合   就職率・就職先・就職サポート   35%   設備・成績・女性や留学生の人数・授業のクオリティ・学生向けのサービスなど   35%   給与やボーナスの変動   20%   卒業生と在校生の割合・海外の卒業生など(人脈の作りやすさに関する内容)   10%   実際にビジネススクールに通っている学生対象に行うアンケートをもとに、サポートや設備などの評価に比重をおいてランキングを行なっています。   評価基準からも、学生たちの生の声が反映されており、学習環境の良し悪しの判断基準となるでしょう。   The Economist 2021MBAランキング   ランキング   スクール名   1位   IESEビジネススクール   2位   HEC   3位   ミシガン大学スティーブンM.ロススクールオブビジネス   4位   ニューヨーク大学レナード   5位   ジョージア工科大学シェラーカレッジオブビジネス   6位   SDAボッコーニ経営大学院   7位   EDHECビジネススクール   8位   ワシントン大学フォスタースクールオブビジネス   9位   カーネギーメロン大学テッパースクールオブビジネス   10位   IMD国際経営開発研究所   Forbesはアメリカで刊行されている経済誌で、金融、投資、マーケティングなど経済社会などのテーマを掲載しています。   MBAランキングの他に、世界の大学や企業、長者番付や世界で最も影響力のある女性など様々なランキングも発表しています。   Forbesは、アメリカの2年制ビジネススクール、世界のビジネススクール、1年制、2年制それぞれのランキングを発表しています。   ランキング基準は、卒業後5年間の収入と、MBAスクールに在籍中の失った機会費用(キャリアを中断しなかった場合の収入の合計)を比較して作られています。   トータルとしてコスパの良し悪しが判断基準といえます。   Forbes2021年MBAランキング   ランキング   スクール名   1位   シカゴ大学ブース   2位   スタンフォード大学ビジネススクール   3位   ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院   4位   ハーバード大学ビジネススクール   5位   ペンシルベニア大学ウォートン   6位   ダートマス大学   7位   コロンビア大学ビジネススクール   7位   MITスーロン経営大学院   9位   コーネル大学ジョンソン   10位   ミシガン大学ロス   ブルームバーグ社は、アメリカでビジネス雑誌を刊行する会社です。   特に金融マーケット情報や市場分析に特化しており、金融業界に勤務する方々の多くが購読しています。   評価基準   評価割合   給与上昇率や就職率   38.5%   クラスメイトや卒業生との交流・キャリアサービス・ブランド力・リクルーターの評価など   27.9%   カリキュラムのクオリティ・教員によるサポート・クラスの規模・共同研究   23.1%   卒業生の起業率・企業スキルの評価   10.5%   卒業後の給与や就職率の他に、卒業生との交流にも比重を置いた評価基準が特定です。   発表されているランキングは国別エリアでランキングされていました。   Bloomberg Businessweek 2022年アメリカのランキング   ランキング   スクール名   1位   スタンフォード大学   2位   ダートマス大学   3位   ハーバード大学   4位   シカゴ大学   5位   ノースウェスタン大学   Bloom Bloomberg Businessweek 2022年ヨーロッパのランキング   ランキング   スクール名   1位   IMD   2位   IESE   3位   SADボッコーニ   4位   INSEAD   5位   ロンドンビジネススクール   Bloomberg Businessweek 2022年カナダのランキング   ランキング   スクール名   1位   クィーンズ(スミス)   2位   HECモントリオール   3位   ライアーソン(ロジャース)   4位   マギル(デゾーテル)   5位   コンコルディア(モルソン)   Bloomberg Businessweek 2022年アジアのランキング   ランキング   スクール名   1位   セイブス   2位   香港(HKUST)   3位   シンガポール国立大学   4位   上海財経大学   5位   インドビジネススクール   時事解説誌USニューズ&ワールド・レポート社によって発行されるMBAランキングです。   USニューズ&ワールド・レポートはアメリカの時事解説誌としては3番目の発行部数を誇り、1位・2位であるタイム・ニューズウィークより、保守的な立場で展開しています。   評価基準   評価割合   学部長やリクルーターなどの評価   40%   平均給料やボーナス・就職率   35%   GMATやGREの成績・GAP・出願者の合格率   25%   評価基準は、学部や卒業生からの評価や卒業後の給与、就職率、受験生の英語力など、一般的な内容です。   US News and World Report 2022年アメリカ国内ランキング   ランキング   スクール名   1位   スタンフォード大学ビジネススクール   2位   ペンシルベニア大学ウォートン   3位   シカゴ大学ブース   4位   ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院   5位   ハーバード大学ビジネススクール   6位   MITスローン経営大学院   7位   コロンビア大学ビジネススクール   7位   カリフォルニア大学バークレー   9位   イエール大学   10位   ダートマス大学   パリに本社を置くEduniversalは、高等教育を専門とする世界的なランキングおよび格付け機関です。   世界154ヶ国にある1000以上のビジネススクールをアフリカ、中央アジア、東ヨーロッパ、ユーラシアと中東、極東アジア、ラテンアメリカ、北アメリカ、オセアニア、西ヨーロッパの9つのエリアに分けランキングしています。   Eduniversalのランキングは、3つのプロセスから作成されます。   ①154か国の学校から、定量的基準(所在地域の国の支出や住民のGDP)と定性的基準(国内の大学院学術機関の数と、国の教育伝統の歴史的重要性)から上位1000校が選出されます。   ②選定された1000校は、さらに国際的影響力や地元地域の貢献度、学術または専門家協会とのパートナーシップなどの5つの国際基準によって評価され、5つのレベルに分けられます。   ③5つのレベル内で、選定された各ビジネススクールの学部長による他校の評価を行い、学部長の投票によって、最終的なランキングが決定します。   教育機関専門の評価機関ならではの緻密な評価方式であり、学生や卒業生たちのリアルな声が反映されたランキングたといえます。   Eduniversal 2021年北米のランキング   ランキング   スクール名   1位   ハーバード大学ビジネススクール   2位   MITスローン経営大学院   3位   スタンフォード大学ビジネススクール   4位   イェール大学マネジメントスクール   5位   コロンビア大学ビジネススクール   6位   コーネル大学サミュエルカーティスジョンソン経営大学院   7位   ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院   8位   ニューヨーク大学レナードN.スターン経営大学院   9位   カーネギーメロン大学テッパービジネススクール   10位   カリフォルニア大学-バークレーハーススクールオブビジネス   3大世界MBAランキングであるQS、FT、Economistの過去4年(QSとFTは2019年から2022年、Economistは2018年から2021年)の上位10スクールを、1位から降順にポイントつけをして集計し、上位10のスクールの学費、学習期間、入学条件を調べました。   スクール名   所在地   学費/学習期間   1位   ペンシルベニア大学ウォートン   アメリカ合衆国   ペンシルベニア州   年間$83,230   2年   2位   ハーバード大学   アメリカ合衆国   マサチューセッツ州   年間$73,400   2年   3位   スタンフォード大学   アメリカ合衆国   カリフォルニア州   年間$74,706   2年   4位   INSEAD   フランス・フォンテーヌブロー   シンガポール   アブダビ   €89,000   10ヶ月   5位   ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学   アメリカ合衆国   イリノイ州   年間$74,871   21か月   6位   HEC パリ   フランス   ジュイ=アン=ジョザス   16ヶ月€74,000   7位   シカゴ大学ブース   アメリカ合衆国   イリノイ州   年間$73,440   21ヶ月   8位   ロンドンビジネススクール   イギリス   ロンドン   £92,735   15〜21ヶ月   9位   MITスローン経営大学院   アメリカ合衆国   マサチューセッツ   年間$77,168   21ヶ月   10位   IESE   スペイン/バルセロナ・マドリード   アメリカ合衆国/ニューヨーク   ドイツ/ミュンヘン   ブラジル/サンパウロ   €89,950   15〜19ヶ月   と呼ばれる、ハーバード大学、スタンフォード大学、シカゴ大学、ペンシルバニア大学、MIT、ノースウェスタン大学、コロンビア大学の経営大学院から成るアメリカの名門私立ビジネススクール7校が名を連ねる結果となりました。(コロンビア大学は次点で11位でした。)   ウォートン校ではファイナンスを中心に、マーケティングやマネジメントなどのプログラムも、世界MBAランキング、アメリカMBAランキングでも高い評価を受け、常に上位に君臨し続けています。   近年は起業に向けたアントレプレナーシップ教育にも力をいれています。   日本では、アメリカの大学といえばハーバードやスタンフォードの方が有名ですが、MBAスクールとしては欧米での知名度はウォートン校の方が上だといえます。   学費年間$83,230 2年で$166,460   日本円で1ドル122円で、   学習期間は21ヶ月です。   IELTSで出願できない珍しいトップMBAスクールでもあります。   経済ジャーナリスト・ノンフィクション作家 町田徹   タカラスタンダード社長 渡辺武夫   三井純友フィナンシャルグループ社長・CEO 國部毅   ほか多数   ハーバード大学は世界的にも最も有名な名門大学のひとつであり、様々な大学のランキングでも、常に上位の超難関エリート大学です。   世界経済を牽引する大手企業のCEOや、政治、化学、医学など多くの分野で活躍する優秀な人材を輩出し続けています。   MBAプログラムでは、ケースメソッド方式(事例研究法)に特化した授業スタイルで有名です。   学費は年間$73,440 2年で$146,880   日本円1ドル122円で   学習期間は21ヶ月です。   サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長 新浪剛史   楽天グループ創業者・会長 三木谷浩史   マッキンゼー・&・カンパニーディレクター 名和高司   スタンフォード大学経営大学院には、起業家に必要とされるマインドや、組織内でのリーダーシップ力の向上を図るプログラムが用意されています。   3年から10年の実務経験のある社会人を対象とした2年制MBAコースと、15年以上の実務経験のある社会人を対象としたMSx1年制コースがあります。   スタンフォード大学は、アメリカの中でも最も合格率の低い大学としても有名で、2020年で合格率は4%でした。   学費は年間$74,706、2年で$14,952   日本円1ドル122円で   学習期間は21か月です。   村田機械代表取締役社長 村田大介   ソニーフィナンシャルホールディングス代表取締役社長 井原勝美   広島県知事 元アッカ・ネットワークス代表取締役副社長 湯崎英彦   ほか多数   以前はInstitut Européen d’Administration des Affaires (European Institute of Business Administration)「欧州経営大学院」が正式名称でしたが、アジアへ展開していくグローバル的視点から、地名を含んだ名称ではなく、頭文字のINSEADのみを正式名称として呼ばれるようになりました。   MBAプログラムは1年制のカリキュラムであることと、キャンパスがフランス・シンガポール・アブダビに分かれており、80か国以上から学生が集まっており言語・国籍が多様である点が特徴です。   学費は€89,000   日本円で1ユーロ135円として   学習期間は10ヶ月です。   メリルリンチ日本証券株式会社代表取締役会長 中山恒博   トヨタファイナンス株式会社代表取締役社長 藤田泰久   在ニューヨーク総領事大使 櫻井本篤   ほか多数   ケロッグ経営大学院はフルタイムMBA、エグゼクティブMBA、パートタイムMBAのプログラムを開講しています。   通常の2年制と、短期集中の1年制プログラムのほか、工学大学院デザイン研究所や法科大学院とジョイントしたプログラムもあり、数あるMBAスクールの中でも個性的なスクールです。   フルタイムの学費は年間$74,841 2年で$149,682   日本円で1ドル122円として   学習期間は21か月です。   メリルリンチ日本証券投資銀行部門マネージングダイレクター 若月雄一郎   東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会エグゼクティブディレクター 加治慶光   クックパッド株式会社代表執行役 岩田林平   ほか多数   フランス語読みではアッシュ・ウ・セ、英語読みではエイチ・イー・シー)。   フルタイムとパートタイムのコースがあり、1月入学と9月入学のクラスで、学習期間は16ヶ月です。   プログラムは前半で必須科目、後半は選択科目を受講します。   戦略やファイナンス、オペレーションや組織論等など一般的な授業のほかに、シミレーションや自主研究課題があるのが特徴です。   学費は€74,000   日本円1ユーロ135円として   学習期間は16ヶ月です。   日本人の記載は見当たりませんでした。   シカゴ大学MBAには、フルタイムプログラム2年制と、夜間、週末プログラムがあります。   特徴としては大学の自由度にあり、必修科目は1つのみで、他は全て選択で履修するカリキュラムとなっています。   近年では、アントレプレナーシップ教育にも力をいれています。   フルタイムの学費は年間$73,440、2年で$146,880   日本円1ドル122円として   2019年のForbes Japanによると、シカゴ大学ブースはアメリカのMBAスクールの中でも卒業生の給与上昇率が高く、費用対効果がトップであると発表しています。   元ソニーCEO 加藤優   メルカリCEO 元ゴールドマン・サックス 長澤啓   博報堂コンサルティング執行役員 吉田芳弘   ほか多数   マネージメントやファイナンスなどの基幹コースであるMBAプログラムの他、ファイナンス専門家養成コーや、企業経営実務経験者向コース、大学新卒者向けコースなど、キャリアに応じたプログラムを豊富に開講しています。   唯一女性比率が過半数を上回っており、名実ともに男女平等のスクールであるといえます。   学費は£92,735   日本円1ポンド160円として   学習期間は15か月、18か月、21か月から選択します。   グロービス経営大学院教授、エーエム・ピーエム・ジャパン元代表取締役社長 相澤利彦   Yahoo! JAPAN元CFO  梶川朗   みずほ総合研究所主席研究員 真壁昭夫   ほか多数   MITといえば、工科大学として最も名高い超名門大学で、スローン経営大学院も、常に様々なMBAランキングにランクインしています。   アメリカのMBAスクールには珍しい1年制のプログラムも用意されています。   学費は2年制で年間$77,168 2年で$154,336   日本円1ドル122円で   学習期間は21ヶ月です。   IELTSやTOEFLは出願に必要ありません。   一方で、合格者のGMATスコアの平均を考えると、いずれにせよ高い英語力は必要です。   みずほ銀行頭取 藤原弘治   Mckinsey & Co. 元東京支社長 横山禎徳   元カーライルグループ日本代表、現ベネッセ社長 安達保   ほか多数   Instituto de Estudios Superiores de la Empresa」の略であり、「イエセ」と読みます。   IESEでは学問的な教育だけでなく、ビジネスリーダーとしての人格、リーダーシップ教育に力を注いできます。   2年目のプログラムでは、バルセロナ、ニューヨーク、ドバイなどの各拠点で行われるため、リアルにインターナショナルな経験を積むことができます。   学費は€89,950   日本円1ユーロ135円として   学習期間は15〜19ヶ月です。   日本人の記載はありませんでした。      オンラインスクールは、海外MBAプログラムにももちろん影響があり、数多くのオンラインMBAプログラムが開講されています。   全てのMBAスクールがオンラインプログラムを開講しているわけではありませんが、留学するよりも英語力や費用の面でもハードルが高くないのが大きな魅力です。   取得した学位は、もちろん留学して取得したものと変わりはありません。   フィナンシャルタイムズ紙で発表されているオンラインMBAスクールの2022年世界ランキングのトップ10は以下の通りです。   FT2022年オンラインMBAランキング   ランキング   スクール名   学費   (1ドル122円   1ユーロ135円   1ポンド160円   1オーストラリアドル92円で換算しています。)   グローバルMBAランキングTOP100   1位   ウォリック・ビジネススクール   £35,045   (561万円)   57位   2位   インペリアル・カレッジ ビジネススクール   £41,350   (662万円)   34位   3位   IEビジネススクール   €50,000   (675万円)   40位   4位   ノースカロライナ大学   $125,589   (1532万円)   38位   5位   フロリダ大学 ウォリントンビジネスカレッジ   $55,647   (679万円)   43位   6位   PolitecnicodiMilanoスクールオブマネジメント   €37,000   (500万円)   91位   7位   ダラム大学 ビジネススクール   £24,000   (384万円)   95位   8位   オーストラリア経営大学院   A$59,760   (550万円)       98位   9位   ネブラスカ大学リンカーン校   $ 31,200   (380万円)   ー   10位   ブラッドフォード大学経営大学院   £18,735   (300万円)   ー   先述したランキングではランクインしていないスクールがほとんどでしたが、何より学費は留学するよりも格段に安く習得できるのが大きな特徴です。   学費自体も、通常から比べると6〜8割ほど安価に済ませられるのはもちろんですが、渡航費や滞在費、保険、医療費の面でも経済的な安心感があります。   アメリカなど、医療保険が高額な国に比べると、日本で生活する限りもしもの時も安心です。   夜間や週末のみのプログラムならば、キャリアを中断せず働きながら取得を目指すことが可能です。   留学する場合のように、学生ビザや就労ビザを気にする必要もありません。   オンラインの授業だけでなく実際に短期集中でキャンパスでの講義を受ける機会も設けられています。   渡航の費用や時間はかかりますが、実際にキャンパスで他の学生たちと肩を並べて講義を受けることは、MBA習得のメリットの一つであるグローバルなコミュニケーションを築くことができるでしょう。   学習しながらお仕事を継続する場合、授業で学んだケーススタディが、そのまま現場で活かせるチャンスがあるかもしれません。   身につけたスキルをすぐにアウトプットできる機会があるのは、働きながら学習していく上での大きなメリットといえます。   オンラインプログラムは、収録された講義を受けるケースが多いので、自分のスケジュールに合わせて学習を進められます。   全体的なカリキュラムの変更は難しいですが、ある程度の予定の調整は可能なので、仕事が忙しい時でも無理なく進められるでしょう。   オンラインMBAスクールは、長い場合は5年の年月がかかるプログラムもあります。   その間に、もし仕事の転勤で引っ越しがあっても、ネットで繋がる限り国内外どこでも学習を継続することができます。   通常のMBAプログラムは多くが2年制ですが、オンラインプログラムの場合は3〜5年かかる場合がほとんどです。   学習の密度を考えれば当然ですが、5年の年月は長すぎると感じる方もいるでしょう。   オンラインプログラムには、世界中から学生たちが集まります。   カリキュラムによっては、グループワークで提出する課題などもあるので、仕事をしながらだとグループ内で予定を合わせるのが困難になることもあるでしょう。   日本の企業は3月や9月頃が決算期を迎えるので、その頃仕事が忙しいという方も多いでしょう。   例えばアメリカの場合は、12月、1月頃が決算期となり国地域によって、繁忙期が異なります。   仕事をしている場合、決算期がとても忙しいという職業の方は、この期間の忙しさを覚悟しておく必要があるでしょう。   実際のMBAキャンパスで行われるイベント行事や、施設を利用することはできません。   オンライン受講の一番のデメリットとしては、リアルな体験や学生間のコミュニケーションが取れない事だといえるでしょう。   オンラインスクールであれば、日本にいながら海外MBAプログラムを受講できますので、キャリアを中断せずにMBA取得を目指すことができます。   働きながらであれば、学費を納めながら通うという選択肢もあるでしょう。   小さなお子さんや子就学児のいるご家庭であれば、単身留学でも、家族と留学先に渡航する場合でもご家族に大きな負担をかけてしまいます。   オンラインであれば、日本での生活を維持する事ができます。   海外の生活は、大きな不安を伴います。   医療保険や、防犯面でも不安という方には日本で安心して勉強に励むことができるでしょう。   オンラインMBAスクールの最大のメリットは、留学より学費が安く済む点です。   社費でMBA取得を推奨している企業もありますが、私費で取得を目指す場合資金に不安はつきものです。   地域によっては日本より物価の高い国もありますので、生活費、渡航費の点でも費用を抑えることができれば、不安も軽減できるでしょう。   海外MBAランキングに関するよくある質問   ・海外のMBAランキングはなにがある?   ・世界MBAランキングはどうなっている?   ・アメリカのMBAスクール入学条件はなに?   ・オンラインでMBAを取得する費用はどれくらい?   ・海外のMBA学位は日本でも取得できる?   海外のMBAや海外MBAランキングに関するよくある質問にお答えいたします。   有名なMBAランキングとしては、以下があげられます。   中でも特に、QS、FT、Economistのランキングは、3大ランキングとして、注目されていています。   世界MBAランキングは、アメリカに拠点を置く大学が上位をほとんど占めています。   中でもアメリカの名門大学である、ハーバード大学、スタンフォード大学、シカゴ大学、ペンシルバニア大学、MIT、ノースウェスタン大学、コロンビア大学の経営大学院7校が特にM7と呼ばれ有名で、常にランキング上位を席巻しています。   日本のMBAスクールは、トップ100にランクインしていませんでした。   アメリカMBAプログラムの入学条件は、ほとんどがこちらの中から求められます。   TOIECは、入学条件にはなっていないところがほとんどで、TOEFLやIELTSA、GMATのスコアを提出する場合もしない場合もあります。   留学する場合は、入学条件として求められていなくても、必要とされる英語力としては、以下の各スコアが目安です。   日常生活だけでなく、ビジネスの専門用語もマスターしておく必要があります。   オンラインMBAプログラムは、実際にスクールに通うよりおよそ6〜7割ほどとなります。   FT2022オンラインMBAランキングトップ10のスクールの平均は622.3万円でした。   なお、オンラインで講座を受講する関係上、wifi等の回線が必要になってきます。   通信料金が気になる場合は、光回線の乗り換えも踏まえた上で、自分に合ったものを探すと良いでしょう。   海外MBAのオンラインプログラムであれば、日本にいながらにして働きながらでも学位の取得は可能です。   ただし、留学すると2年ほどの課程で修了しますが、オンラインの場合は長いところで5年間かかる場合もあります。   海外MBAプログラムをランキングする評価機関は様々ありますが、世界3大MBAランキングが最も有名です。   MBAランキング上位のほとんどが、アメリカのスクールで締められています。   ヨーロッパ、アジアのスクールも多数ノミネートされていますが、日本のMBAスクールはトップ100にはランクインしていません。   ブランド力の高さを求めるのなら、英語スキルを磨き、海外MBAスクールで学位取得を目指すのがよいでしょう。   入学条件は、どこのスクールも同じようなところが多く、学士の成績や職歴、高い英語スキルが必要となります。   費用は、学費のほかに渡航費、滞在費、保険費などもあわせると、留学する場合は2000万円以上の資金が必要となってくるでしょう。   社費ではなく、私費で取得を目指すのであれば、奨学金も検討するとよいでしょう。   費用を抑えて取得を目指すのであれば、物価の安い地域を選んだり、日本でオンラインスクールに通うという選択肢もあります。   自身のキャリアプランに一番合っているスクールを、各MBAランキングを参考に探してみてください。   MBAについては、以下の記事もご参考ください。   ・日本国内のMBAランキング!費用やオンラインMBAに関しても調査   ・MBA受験は独学で可能なのか?教科書リストや入試対策、入試難易度をご紹介