今回はこんな疑問にお答えします^^   海外から日本へ旅行に来ている外国人がよく利用している免税。私たち海外在住の日本人も一時帰国の際に免税制度が受けられるのをご存知ですか?   免税を受けると、日本での買い物が消費税分のでできちゃう超お得な制度なんです♪   でもいろいろ条件があるので、免税制度があるのは知ってるけど利用を避けてるという方もいるかもしれません。   この記事で分かること   一時帰国する際は参考にしてみてくださいね^^   一時帰国の免税とは?一時帰国の免税とは?   とは、私たちが普段モノを買うときに支払っている消費税を免除することです。   日本に在住している方は、消費税を払うことが義務になっていますが、海外から日本へ旅行へ来ている外国人や私たちのような海外在住の日本人は、免税制度を利用して消費税の免除が受けられます。   免税制度を受けるには条件がありますので、次でご紹介しますね。   一時帰国の免税が受けられる条件は?一時帰国の免税が受けられる条件は?   一時帰国中に免税が受けられる条件は、在留資格・国籍に関わらず下記の3つになります。   それぞれ詳しくみていきましょう!   非居住者の定義は、国土交通省の観光庁の公式サイトによるとこのようになっています。   一時帰国で免税が受けられる非居住者一時帰国で免税が受けられる非居住者   外国人は基本的に日本で仕事をしていなく、6ヶ月未満に日本を出国すれば免税対象者になります。   一時帰国で免税が受けられる非居住者一時帰国で免税が受けられる非居住者   日本人についてはちょっと複雑ですが、カンタンにまとめると、永住権などを持っていて2年以上海外に滞在している方や駐在などで2年以上滞在する予定の方が対象になります。   日本滞在中のお買い物が全て免税対象になるというわけではありません。   基本的に、免税が適用されるのは一般物品と消耗品になります。   一時帰国で免税が受けられる免税対象品一時帰国で免税が受けられる免税対象品   そして免税するには、それぞれ下記の規定があります。   は日本国内で使うこと/食べることが禁止されています。そのため指定の袋に包装され、出国まで開封することができないので注意。(30日以内に国外へ持ち出す必要あり)   逆には、日本国内で使用が可能です。免税で買っても洋服やバッグは日本滞在中に使えます。(30日以内という期限はない)   そして   お店の入り口やレジ周りで見たことがある方も多い免税(TAX FREE)シンボルマーク。   免税のシンボルマーク免税のシンボルマーク   この表示があるお店のみで免税でお買い物ができます。   免税対象になっているお店はこちら。   一時帰国中に免税を受ける条件の一つ、入国スタンプ。   入国スタンプ(上陸許可の証印)とは、入国する際に押してもらえる入国日が書いてあるこのようなスタンプです↓   一時帰国で免税を受けるのに必要な入国スタンプ(上陸許可の証印)一時帰国で免税を受けるのに必要な入国スタンプ(上陸許可の証印)   免税でお買い物する予定がある方は、か、のを忘れずに…!   一時帰国の免税手続のやり方【実際行ったときの流れ】一時帰国の免税手続のやり方【実際行ったときの流れ】   ここでは、実際に一時帰国中に免税をしたときの流れをご紹介します。   今回2022年に一時帰国したとき、いろいろなお店で免税をしてきました。   百貨店やモール系と個々の大型量販店でやり方が違ったので、それぞれ分けてご紹介します。   百貨店やモール系での免税手続きのやり方です。今回行った中で、下記4か所でこの流れで免税手続きが行われました。   免税の流れがこちら。   百貨店・モール内の個々のお店(洋服や雑貨屋、化粧品店など)で普通にお買い物をします。   そうすると、会計後免税カウンター(又はサービスカウンター)に行くように案内をされます。   東武百貨店内にあったJINSでメガネフレームを作ったときは、このような免税手続きの案内冊子にレシートを付けて渡されました。   一時帰国の免税手続の流れ(百貨店・モール編)一時帰国の免税手続の流れ(百貨店・モール編)   一時帰国の免税手続のレシート一時帰国の免税手続のレシート   JINSや他のお店で同じように買い物した後、このレシートを持って免税カウンターにいきます。(この東武百貨店の場合は2階に免税カウンターがありました)   免税カウンター免税カウンター   レシートと商品を持って免税カウンター(サービスカウンター)に行きます。   免税手続きはお買い物をした当日(営業時間内)のみ可能です。   免税手続きの流れはこちら。   今回行った東武百貨店では、前述した免税の条件である5,000円以上の買い物は、百貨店内での買い物を合算して5,000円以上になれば免税が受けられました。(詳しくは東武百貨店の免税案内ページ)   ただ、イオンモールでは合算不可でした。モールや百貨店によって規定が違うので、各自調べてみてください。   消耗品は日本滞在中に使用できないので、まとめて指定のビニール袋に入れて梱包されます↓   一時帰国中に免税で買った消耗品の梱包一時帰国中に免税で買った消耗品の梱包   この袋は開封すると「OPENED」とラベルが付くようになっています。出国の際チェックされることもあるので、開けないように注意!   一時帰国中に免税で買った消耗品の梱包一時帰国中に免税で買った消耗品の梱包   免税の手続きが終わったら、個々のお店で払った消費税分をまとめて現金で返金されます。   百貨店・モール系の免税の流れはこれで終わり!   ちなみに、百貨店・モール内に入ってるユニクロやニトリなどは、個々の店舗で免税手続きを行なっている場合もありますのでご注意くださいね。(この場合、合算不可)   個々の店舗での手続きは次で紹介します。   今度は、ユニクロや無印良品、ドンキホーテなど百貨店やモール以外での免税手続きのやり方です。   などがこの流れで行われました。   免税の流れがこちら。   百貨店・モールと違うところは、免税カウンターがないところ。個々のお店で免税手続きが行われるので、流れはカンタンです。   いつものようにお店でお買い物をします。   会計時、レジで免税したい旨を伝えます。そうすると免税手続きができる方が対応してくれます。   免税手続きの流れはこちら。   流れは百貨店と同じです。   そして、一般物品と消耗品の合算もOKのところがほとんどでした。   免税の手続きが終わったら、会計を済ませて終わり!   一時帰国中に免税を利用した場合、出国時に税関で申告をしなければいけません。   税関の場所は、保安検査(セキュリティーチェック)後、出国審査の前にあります。   こんな感じのカウンターです↓(成田空港では出国審査と同じ部屋にあります)   関税で免税品の申告関税で免税品の申告   他の方のブログを見てたら「免税して買い物した時のレシートをまとめて提示する」とあったので、レシートをこんな感じにすべてまとめて提出したんですが、税関の方は全くチェックせず…   免税品のレシート免税品のレシート   調べたら2021年10月から税関手続きが電子化したようでした。なので、パスポートの情報と購入履歴が紐付けされていて、税関ではパスポートをかざすだけで申告ができるようになっていたんです。   一応、免税で購入した商品は、税関で所持しているかチェックされるとのことですが、実際にはほぼノーチェック状態だそうです。   液体はそもそも受託手荷物に入れるしかないから、確認もできませんしね…   ただ、荷物を預ける前に航空会社へスーツケースに免税品が入っている旨を伝えた方がいいかもしれません。(上の国税庁のPDFにも記載あり)   一時帰国の免税に関するよくある疑問【一時帰国の免税で失敗しないために】一時帰国の免税に関するよくある疑問【一時帰国の免税で失敗しないために】   免税っていろいろ規定があってよくわからないこと多いですよね。   そこで、免税についてよくある疑問をまとめて調べてみました。   お店側は、上陸許可の証印(入国スタンプ)によって、非居住者かどうかを確認するため、入国スタンプがない場合は免税販売を拒否することができるようです。   例として、ユニクロの免税の利用条件にも「入国スタンプがあること」が記載されています。   なので前述したとおり、一時帰国中に免税でお買い物をする予定の方は、入国時にスタンプをもらうのを忘れずに…!   お店で消耗品は指定のパッケージに梱包されます。その袋に下記が記載されています。      現状、税関でチェックされることはほぼない状態ではありますが、チェックされることもあるかもしれないので、消費税を払いたくない場合は開封しない方がよさそうです。   出国時の流れでも触れましたが、国税庁の案内によると、荷物を預ける際に申告が必要なようです。   トラブルを避けるためにも、一応申告しておきましょう。   一時帰国中に免税を利用した際は、原則出国時に申告することが義務付けられています。   以前のように、レシートを提出して…ということではなく、電子化されているので、パスポートから購入履歴・出国履歴が確認できるため問題はないと思いますが、トラブルを避けるため一応関税へ問い合わせるのをおすすめします。   突如、観光庁から発表された!   発表内容によると、免税が受けられる日本人の一時帰国者は、   を満たす方が対象とのことです。   つまり、対象者であることを示すためにということなんです( ; ; )めんどくさい…   戸籍の附票の写しって何?と思って調べたら、らしいです。本籍地の市区町村で取得できます。   領事館まで遠いという方は、一時帰国後に戸籍の附票の写しを取得した方が楽かな?と思いますが、それでもまぁめんどくさくなりそうですね。   ということなので、2023年4月以降に一時帰国する予定の方はご注意を…!   今回は、日本一時帰国時の免税手続きについてまとめてみました。   2021年に電子化され、出国時のレシートの提出がなくなったため手続きがずいぶんカンタンになりました。   近々一時帰国を予定してる方は、この記事を参考に免税制度を使ってお得にお買い物してみてくださいね♪   外国人に喜ばれるお土産は別記事でご紹介してます。こちらも参考にしてみてくださいね!