よその土地、特に外国へ行って、文化や言語、専門知識を学ぶことを指します。日本を離れて、その国の文化や言語、人々とコミュニケーションをとり、肌で感じ理解することで、グローバルに通用する考え方を身につけることができます。   語学力(英語力)が日本での勉強よりも伸びやすいなどが挙げられます。これは毎日外国語を聞き続けられるばかりでなく、学校で習ったフレーズをホームステイ先やレジデンス、アクティビティへの参加などですぐに試せることが理由です。   また、各国の留学生と授業や日々の生活で交流することで、相手に配慮した国際的なコミュニケーション能力や日本という国を改めて理解する機会にも出会えます。外国人の友達を作ることもできます。   デメリットして単に語学力アップだけ、就職や転職に有利と安易に考えて留学すると期待した結果が得られないことがあります。事前にやりたいこと、目的を決めてから留学することが必要です。留学にはお金や時間が必要なので、しっかりとしたプランニングをしましょう。留学カウンセラーに相談するのがお勧めです。   短期留学のメリット・デメリット   短期留学の場合、メリットは、留学先の国や人柄などを知ることができること。外国語を話す環境にいることで、積極性や自律性を養うことができる。ホームシックにかかる前に帰国できるなど、自分が長期留学に合うかどうかを確認することができます。語学力が低い方は、英語を話す機会がかなり増えます。   短期留学のデメリットは、期待した以上には語学力が上がらないということ、留学の成果が見られるのは最低でも3か月は欲しいところ。   長期留学のメリット・デメリット   長期留学のメリットは、語学力が確実に身に着くということ。一定の学力がつけば、専門的なコースに入ったり、インターン等も経験することができるため、キャリアアップに大きく役立つといえます。   長期留学のデメリットは、お金がかかるということ、また学生の場合、休学などが必要になるため、出発前にキャリアプランなどを明確にしておくほうがいいでしょう。また、安いだけで学校を選ぶと、留学したけど学校が自分に合わない、ホームステイを選んだが自分のライフスタイルに合わないなどという問題も出がちなので事前に自分に合った学校や宿泊スタイルをカウンセラーと相談して決める必要があります。   短期留学   一般に1週間から3か月以内の留学を短期留学といいます。短期集中で語学力をつけたい方や長期留学の前のお試し留学にお勧め。短期留学では、1か月の留学でTOEIC約70点のスコアアップが期待できます(弊社調べ)。   語学留学   海外にある語学学校に通い、海外生活を体験することです。学期間は、語学学校によって異なりますが、最短1週間から最長1年間が一般的です。語学学校では、全く話せない人向けの入門レベルから大学留学など希望されている人向けの上級レベルまで幅広く、多彩なコースを設けています。   長期留学   4か月以上の学生ビザを必要とする留学を一般に長期留学と呼ぶことが多いです。一般的に、   3か月で現地の言葉が聞き取れるようになり、6か月でスムーズに英語の質問に答えられるようになります。6か月以上12か月以下なら日常生活に支障がないところまで上達するといわれています。   海外大学進学   語学力に自信がないが、海外の大学に進学したいという方には、英語学習と大学での授業を同時に行うパスウェイプログラムがあります。1年目に語学研修と大学の授業を並行して受け、プログラムを終了すると大学2年生に進学できるため、4年で卒業できます。語学力のあるなし、国、専攻によって制度が変わりますので、詳しくはカウンセラーにご相談ください。   ワーキングホリデー   仕事をすることで滞在資金を補いながら、1年間(イギリスは2年、オーストラリアは最大3年)の海外生活を体験できる制度です。ワーホリの人気のベスト3はカナダ、オーストラリア、ニュージーランドです。ワーキングホリデーに必要な費用は、出発前に100万円~150万円ほど必要です。国によっては語学学校の期間などが制限されている国もありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。   近年ではグローバルで活躍する能力を身に付けるため、海外の大学留学を目指す方も増えてきています。   最近の企業の採用活動では、学生に留学経験を問うことも増えてきています。留学経験のある大学生に聞くと、短期留学でもアピール材料として有利だと感じた方が多いようです。   海外留学の経験は期間の違いはあっても、きっとあなたの将来の可能性を広げ、大きなアドバンテージとなることでしょう。   海外留学で人気の国は、アメリカ、カナダ、フィリピン、オーストラリア、イギリスです(2023年弊社調べ)。   アメリカは、ビジネス・政治・経済・科学技術・エンターテイメントでのリーダー的なポジションにあります。そのためアメリカで学びたい方が増えています。さらに、アメリカは世界中から優秀な人材が集まるので、彼らと出会い、交流したいという人が多いです。   カナダは、発音がアメリカ英語に近く、治安も比較的よい点が人気です。   フィリピンは、欧米と比較すると物価が安く費用も抑えめで留学できます。さらに、マンツーマンレッスンが多く、短期間で英語を習得するのにピッタリ。2か国留学(フィリピンで語学力を上げてから他の国に留学する)も多いです。   オーストラリアは、1年中温暖で治安もよいです。サーフィンなどマリンスポーツが好きな方の留学先としても選ばれています。   イギリスは、アメリカと同様に世界中から人が集まり、質の高い教育を提供しています。ブリティッシュ英語をマスターしたい、イギリス文化に触れたい方などに人気です。   費用の主な内訳としては、入学金、授業料、滞在費、空港出迎え費、航空券、保険などとなります。   国1か月3か月   アメリカ(ロサンゼルス)約67万円約147万円   カナダ(バンクーバー)約61万円約122万円   オーストラリア(シドニー)約64万円約129万円   フィリピン(セブ)約38万円約84万円   イギリス(ロンドン)約83万円約175万円