気軽に行ける海外旅行先として人気のアジア。 風土や気候、文化、宗教などが多様性に富んでいます。 その広大な土地には、あまり知られていない素晴らしい絶景が残されています。 未知なる絶景スポットから、おすすめをご紹介します。 九寨溝は中国四川省の奥地にある峡谷で、ユネスコ世界遺産に指定されている景勝地です。 標高2,000〜3,000mの高地にあり、原生林の生い茂る峡谷に大小100以上の湖沼や瀑布が点在しています。 湖底に沈んだ倒木がくっきり見えるくらい透明度の高い湖は、息を呑むほどの美しさです。 エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く湖水巡りは、さらに高地に存在する「黄龍」と共に、中国でも屈指の人気観光地です。 また、この周辺はジャイアントパンダの生息地としても知られています。 ▼中国の絶景/観光の関連記事 ・ 中国の絶景観光地10選 ・ 北京のおすすめ観光スポット10選!中国4000年の歴史や現代アートに触れよう ベトナム北部の景勝地であるハロン湾は、日本でも人気のある観光スポットとして知られています。 エメラルドグリーンの海に、大小3,000もの島々が奇岩のように点在している景観が特徴で、ユネスコ世界遺産にも指定されています。 その姿は中国の景勝地に例えられて「海の桂林」とも呼ばれています。 ハロンとは「龍の降臨」を意味し、この地に棲んでいた龍の親子が、口から炎を吐いて外国からの侵略軍を撃退した故事に因んでいます。 ハロン湾の観光を満喫するには、クルーズ船に乗って湾内の島々を周遊するコースがおすすめです。 ▼ベトナム観光の関連記事 ・ ベトナムの観光名所15選!ハノイ・ホイアン・フエなど都市別に人気のおすすめスポットを厳選 ・ ハノイのおすすめ観光スポット15選!フランスとの融合が美しく映えるベトナムの首都 崖の上から今にも転がり落ちそうな巨大な石は、見ているだけでハラハラしてきます。 金色に染められた石の名前はゴールデンロック、正式な名前は「チャイティーヨー・パゴダ」です。 最大都市ヤンゴンの北東部に位置する標高1,100mの山頂にあり、高さ6.7m、周囲は25.6mの大きさがあります。 このゴールデンロックは、その正式名称のとおりパゴダ(仏塔)です。 石の上には約11mの仏塔が鎮座しており、国民の90%が仏教徒のミャンマーではとても神聖な場所となっています。 仏塔にはお釈迦さまの遺髪が納められており、その霊力で落ちることがないのだそう。 過去に何度も大地震に見舞われながらも、びくともしなかったと言われています。 石の表面に貼られている金箔は、信者から寄進されたものです。 ミャンマーの人々にとっては、一生に一度は訪れたい聖地として知られています。 ※ミャンマーの関連記事: 祈りの国ミャンマーのおすすめ観光スポット17選!ヤンゴン・バガン・マンダレー・インレー湖を徹底紹介 奇岩が延々と続く大地は、まるで異次元空間に迷い込んだようです。 トルコ中央部・アナトリア高原に広がるカッパドキアは、その独特の景観が訪れる人を魅了します。 圧巻の奇岩群だけでなく、歴史的遺産も多く残っており、「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」としてユネスコ世界遺産登録されています。 その広さは、東京都がすっぽり入るほどの規模があります。 「妖精の煙突」ともいわれる奇岩群は、数億年前に発生した火山の大噴火によって形成したと考えられています。 この地域の歴史は古く、紀元前1200年前のヒッタイト帝国に時代に都市が成立していたようです。 さらに、ローマ帝国の時代からセルジューク・トルコが支配するまで、迫害されていたキリスト教徒が潜伏して地下国家を形成していました。 カッパドキアには、その当時の洞窟教会やフレスコ画が良好な保存状態で残されています。 トルコ有数の観光地であるカッパドキアには、様々な楽しみ方があります。 気球に乗って上空から奇岩群を鑑賞したり、洞窟の中に造られた「洞窟ホテル」に泊まってみたり、地下都市跡を見学したみたり。 時間があれば、最低3日間くらいは滞在したいものです。 ▼カッパドキア/トルコ観光の関連記事 ・ トルコ在住者が厳選!カッパドキアのおすすめ観光スポット9選と熱気球ツアー体験記 ・ トルコの人気観光地まとめ!トロイの木馬にカッパドキアに絶品トルコグルメまで 旧ソ連から独立した、中央アジアの未知なる国・ウズベキスタン。 このウズベキスタンの古都・サマルカンドは、別名「青の都」と称されるほど、全体が青く彩られた美しい街です。 青いタイルを基調としたモスクなど建造物は、澄みきった青空と調和して抜群の絶景を演出しています。 サマルカンドは、紀元前10世紀頃にオアシス都市として歴史に姿を現し、シルクロードの中継都市として栄えました。 そして、14〜16世紀にはティムール帝国の首都として全盛期を迎えます。 この当時に建造された歴史展建造物は、サマルカンドの重要な観光スポットとなっています。 サマルカンド観光の見どころは、神学校が立ち並ぶ「レギスタン広場」、ティムールの霊廟・グル・アミール廟、シャーヒズィンダ廟群などが有名です。 異国情緒に溢れた古都で、「サマルカンド・ブルー」の美しさに酔いしれたいものです。 「アンコールワット」は、12世紀前半にアンコール王朝象徴として、スールヤヴァルマン2世により建てられたヒンドゥー寺院です。 ヒンドゥー教最大の寺院と言われ、完成までに30年もの歳月がかかっています。 アンコールワットとは大きな寺という意味で、その名の通り境内の外周は東西に1.5km、南北に1.3kmあり、東京ドーム15個分もの広さを誇ります。 王の死後アンコール王朝が終焉を迎え、アンコールワットは放棄され、忘れ去られた存在となり、のちに仏教寺院へと改修されています。 1972年に勃発したカンボジア内戦では、クメール・ルージュ(カンボジアの反政府組織)によってアンコールワットは破壊されてしまいます。 1979年になり、クメール・ルージュが政権を失った際に、アンコールワットの内部に立てこもったため、より一層破壊が進んでしまいました。 内戦終結後、地雷の撤去や建物の修復が行われるようになり、1992年には周辺の遺跡を合わせて「アンコール遺跡群」の名称で世界遺産に登録されました。 アンコールワットの見どころは、回廊の壁面に施された巨大なレリーフ。 ヒンドゥー教の天地創造神話「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」が、約50mに渡り彫られていて圧巻です。 アンコールワットは、絶好のサンライズスポットとしても知られています。 朝焼けに浮かび上がるシルエットを一目見ようと多くの人が訪れるので、撮影スポットの確保をしたい方は、開門時間(5:00)には到着するようにしましょう。 他にも見るべき場所が沢山あり、アンコールトムやタ・プロームなどの周辺遺跡も見逃せないので、最低でも丸1日、時間が取れれば2〜3日かけてじっくり見学することをおすすめします。 ▼アンコールワット/カンボジア観光の関連記事 ・ 【カンボジア】アンコールワットの見どころや周辺のおすすめ観光スポットを紹介 ・ カンボジア旅行で人気の観光名所まとめ!おすすめグルメやお土産も厳選して紹介 ・ シェムリアップの観光地13選 今も昔も憧れの旅行先・ヨーロッパ。 これまであまり知られていなかった ロシア や東欧諸国、また北欧なども、旅行先として訪れる人が多くなりました。 絵画のような絶景が楽しめるスポットを、ヨーロッパ全域からご紹介します。 フランスを代表する絶景観光地が、北部・ノルマンディー地方にあるモン・サン・ミッシェルです。 海岸から約1kmほど沖にある小島で、島内に建つ「モン・サン・ミッシェル修道院」の景観が圧巻。 この修道院は708年にオベール司教という人が建立したことからはじまりました。 オベール司教は夢の中で、大天使ミカエルから「この島に修道院を建てるように」とのお告げを受けたと伝えられています。 モン・サン・ミッシェルの名前は、この大天使・「聖ミカエル」に由来します。 その後、建造、崩壊、修復を繰り返し、13世紀にはほぼ今の形になったと言われています。 この周辺の海域は干潮の差が激しく、昔はこの島に渡ることは命懸けでした。 現在では島まで橋が架かり、潮の満ち引きに関係なく渡ることができます。 修道院まで続く参道では、名物のオムレツを味わってみてください。 パリから日帰りも可能ですが、慌ただしい滞在になる上に、往復約8時間のバス旅になるので、宿泊するのがおすすめです。 モンサンミッシェルの全景が見渡せる対岸のホテルに泊まって、夜景観賞も楽しみましょう。 ▼モンサンミッシェル/フランス観光の関連記事 ・ 死ぬまでに行きたい世界遺産「モンサンミッシェル」の見どころとは?おすすめホテルやお土産も徹底解説 ・ フランス旅行の行き先に困ったらここ!地域別に超人気観光地を厳選 ・ パリの観光地26選!パリ市内から郊外までおすすめ観光名所をご紹介 南イタリア・ ナポリ とその近郊は、風光明媚な観光地として世界的に知られています。 カプリ島は、ナポリの沖合30kmに浮かぶ小島ですが、その美観によりローマ帝国の時代から多くの皇帝や貴族に愛されてきました。 カプリ島と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、「青の洞窟」だと思います。 島西部の街・アナカプリ近くにある海蝕洞で、洞窟の穴から差し込む光の加減により海水が青く輝きます。 その光景はとても幻想的で、一生に一度は見る価値があります。 青の洞窟に行くには、小さなボートで洞窟の中に入ることになります。 しかし、入口がとても狭く、波が高い日には入ることが出来ません。 他にも様々な条件をクリアしないと鑑賞できない幻の絶景スポットなので、見られたらラッキーですね。 カプリ島のもうひとつの絶景スポットは、「モンテソラーロの丘」。 標高589mの頂上までリフトで登り、頂上から眺めるナポリ湾の眺望は抜群です。 ナポリから日帰りも可能ですが、できれば数日滞在して島の魅力を満喫してください。 ▼イタリア観光の関連記事 ・ イタリア好きが選ぶおすすめ観光スポット60選!イタリア全20州のエリア別におすすめの旅行先をご紹介 ・ ナポリのおすすめ観光スポット22選! エーゲ海は紺碧の美しい海に、大小2,500もの島々が存在しています。 サントリーニ島は、ギリシャ本土から200km沖合にある島で、エーゲ海に数ある離島の中でも抜群の人気を誇ります。 純白を中心とした建物が、紺碧の海と絶妙なコントラストを醸し出し、まるで絵画を見ているかのような絶景を演出しています。 サントリーニ島のシンボルとして有名な建物は、ブルードームの教会です。 また、世界一美しいと絶賛される夕日や、夜景の眺望も必見です。 極上の景色を楽しみながら、至福のバカンスを満喫できるサントリーニ島。 まさに夢のような島です。 ※ギリシャ観光の関連記事: ギリシャの世界遺産「アクロポリス」!パルテノン神殿の魅力を解説 「プリトヴィッツェ湖群国立公園」は、クロアチアの首都サグレブの南方、ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境近くにある国立自然公園です。 192km²もある広大な森には大小16の湖が階段状になって点在しており、92の滝によって繋がっています。 旧ユーゴスラビア内戦で甚大な被害を受けましたが、地雷の撤去等で修復し、今ではクロアチア最大の観光スポットとして復活しました。 ミネラルや有機物の含有濃度、日光の角度などによって、湖水の色がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変化します。 その湖水の色と森の緑、躍動的な滝が絶妙に一体化し、奇跡のような絶景を作り上げています。 最下流付近で、プリトヴィツェ川が流れ込んで出来た落差78mの大滝は必見です。 ▼クロアチア観光の関連記事 ・ クロアチアのおすすめ観光スポットや旅行情報を紹介!アドリア海の秘宝クロアチアを旅しよう ・ アドリア海に浮かぶ世界遺産の街!ドブロブニクのおすすめ観光スポット12選 日本人にはまだ馴染みの薄い国ですが、アイスランドは手つかずの大自然や温泉に恵まれた観光大国です。 そのアイスランドを代表する絶景観光スポットが「シンクヴェトリル国立公園」で、ユネスコ世界遺産にも指定されています。 この国立公園と「グトルフォスの滝」、「ゲイシールの間欠泉」を巡るルートは「ゴールデンサークル」と呼ばれ、アイスランド観光の定番コースとなっています。 シンクヴェトリル国立公園は、地球の割れ目が間近で体験できる珍しい場所です。 「ギャウ」とよばれる割れ目は、ユーラシアと北米の両大陸のプレートが衝突することによってできました。 本来海底に存在するはずの割れ目が、この国立公園では地上に露出しており、その上を歩いたり登ったりの体験ができます。 シンクヴェトリルには、驚くほど透明な「シルフラの泉」でのダイビングや、ギャウの崖から豪快に流れる「オクスアルアゥルフォスの滝」などの観光スポットがあります。 また、冬の時期にはオーロラを楽しむことができます。 ※アイスランドの関連記事: アイスランドのおすすめ観光スポット17選!氷河・オーロラ・間欠泉などの感動体験が目白押し ノルウェーを訪れる多くの観光客が、旅の目的にしているのがフィヨルド観光。 フィヨルドとはノルウェー語で入り江という意味があり、氷河による浸食作用によって造られた特別な地形のことを指します。 海抜1,000mを超える崖が連なる細長い入り江はどこまでも美しく、自然の驚異を感じずにはいられません。 写真を見るだけでもヒヤリとする「トロルトゥンガ」は、一度は訪れてみたい絶景スポットとして必ず名前があがる場所。 トロルトゥンガとは、北欧諸国に伝えられる妖精トロルの舌という意味があり、言われてみれば舌のように見える一枚岩です。 絶景であり、スリリングな場所としてSNSで拡散されることが増えどんどん有名になり、訪問者は年々増加していると言います。 ハルダンゲルフィヨルドから分岐するフィヨルドの沿岸に位置するトロルトゥンガの標高は約1,000m。 最寄りのオッダという町から約20kmあり、歩いて往復8~10時間かかります。 オッダの観光局が主催するガイド付きハイキングツアーに参加すると安心ですね。 トロルトゥンガにはロープや柵などは無いので、写真撮影の際は十分に注意が必要です。 トロルトゥンガに行くのはかなり大変ですが、ノルウェーにはもっとアクセスが良いフィヨルドもたくさんあるのでご安心ください。 無数にあるフィヨルドの中でも有名なのは、ガイランゲルフィヨルド、ノールフィヨルド、ハダンゲルフィヨルド、リーセフィヨルド、ソグネフィヨルドの5大フィヨルド。 沿岸のホテルに泊まり、ハイキングをしたり、クルーズ船に乗ったり、たっぷりとフィヨルドを楽しみましょう。 ▼ノルウェーの関連記事 ・ 元添乗員が解説する北欧ノルウェーの観光ガイド!神秘のフィヨルドから北極圏のオーロラまで ・ ノルウェーの首都オスロのおすすめ観光スポット16選!アナ雪のモデルになったお城に行こう アメリカ合衆国とカナダから成る北米大陸は、人気のある旅行先です。 都市部への観光が多いかもしれませんが、ダイナミックな自然景観も見逃せません。 北米に行ったら、ぜひ見ておきたい絶景スポットをご紹介します。 高所恐怖症の人にはおすすめできない絶景スポットが、「キャピラノ吊り橋」です。 バンクーバー郊外・キャピラノ渓谷にかかる吊り橋で、長さ140m、眼下の川からの高さは70mあります。 空中散歩している感覚でスリル満点です。 鳥になった気分で圧巻の渓谷美を楽しむことができます。 キャピラノ吊り橋は、もともとは1889年に造られた歴史が古い吊り橋です。 現在の橋は、1956年に建替られてものです。 渡る人が多いと揺れが激しいですが、とても丈夫な造りなので安心して渡りましょう。 キャピラノ吊り橋周辺は公園となっており、他にも4本の吊り橋が設置されています。 2011年に増設された「クリフウォーク」は岩肌に沿って設置された遊歩道です。 谷底が丸見えの恐怖体験を味わうことができます。 日本ではほぼ見ることのできないオーロラ。 一度は本物を見てみたいものですね。 そんなオーロラを高確率で鑑賞できるスポットが、イエローナイフです。 カナダ北部に位置するイエローナイフは、3日滞在すれば95%以上の確率でオーロラに遭遇することができると言われています。 イエローナイフのあるノースウェスト準州は、北極圏に近く、オーロラ多発地帯である「オーロラベルト」のど真ん中に位置しています。 そのため、質の高いオーロラに遭遇できる世界屈指のスポットとして、世界中のオーロラハンターから注目されています。 イエローナイフでは、季節によって色も形も違うオーロラを鑑賞することができます。 湖面に映る「ダブルオーロラ」は、湖水が凍結する前の8〜9月のシーズンだけに見られる貴重なものです。 ▼カナダ観光の関連記事 ・ カナダの人気観光スポット30選!魅力的な都市や大自然の絶景を厳選 ・ バンクーバーの観光地10選!バンクーバー旅行で役立つ観光情報まとめ ・ モントリオールのおすすめ観光スポット16選!世界最大の地下街を持つフランス色豊かな街の魅力を紹介 近年人気急上昇、信じられないような絶景を鑑賞できるスポットをご紹介します。 アンテロープキャニオンは、アリゾナ州のペイジ近郊に位置し、不思議な形をした砂岩に囲まれた渓谷です。 滑らかな地層がいくつもの渦を巻いたような岩壁と、その隙間から差し込む太陽光線が映し出す光景は、神々しいまでに幻想的。 水と風が、何百万年もの長い年月をかけて形成した造形美です。 アンテロープキャニオンは、もともと先住民ナバホ族の居住地であり、一般的に開放されたのは1990年代に入ってからでした。 このエリアは今でもナバホ族の管理下にあります。 アンテロープキャニオンの観光エリアは、岩層によって「アッパー・キャニオン」と「ローワー・キャニオン」に分かれています。 アンテロープキャニオンらしさに触れられるのはアッパーエリアで、入場するにはガイドツアーに参加する必要があります。 米国のダイナミックな自然美を間近に感じられるイエローストーン国立公園。 アイダホ州、モンタナ州およびワイオミング州に跨る広大な国立公園です。 一帯は北米最大の火山地帯となっており、温泉や間欠泉が織りなす不思議な景観や、滝や湖などの雄大な大自然を満喫できます。 「オールド・フェイスフル・ガイザー」は代表的な絶景スポットです。 源泉を高さ50m近くまで吹き上げる光景は圧巻です。 バッファローやエルク、クマなどの野生動物も生息しているので、遭遇のチャンスも。 一帯は1872年に世界最初の国立公園に指定されました。 この国立公園の見どころは豊富で、全部見るには一生かかっても終わらないとも言われています。 また、色鮮やかな温熱泉が数多く存在し、地球の壮大な営みを間近で実感できます。 一生に一度は走ってみたい憧れの絶景道路、「セブンマイル・ブリッジ」。 珊瑚礁の大海原に吸い込まれるように伸びる道路は、7マイル(約10km)の長さがあります。 亜熱帯の潮風を感じながら眺めるコバルトブルーの景観は、言葉を失うほど。 フロリダ半島南端から沖に、約300kmに渡って珊瑚礁の島々(フロリダキーズ)が横たわっています。 最南端の地・キーウェストまで、フロリダキーズを縦断する182kmの海中高速道路を通ることになります。 珊瑚礁に架かる32の橋を渡ることになりますが、そのうち一番長くて有名な橋がセブンマイル・ブリッジです。 南国ムードたっぷりのキーウエストをはじめ、フロリダキーズには個性的で魅力あふれる島が続いています。 絶景道路をドライブしながら楽しんでみたいものです。 ▼アメリカ観光の関連記事 ・ アメリカの人気観光地22選!西海岸、東部、中部、南部などエリア別に有名観光地を厳選 ・ ロサンゼルス旅行で絶対訪れたいオススメ観光スポット30選!モデル観光ルートもご紹介 ・ サンフランシスコのおすすめ観光スポット22選! ニューヨークを訪れたなら、絶対に見逃せないのが展望台から眺めるマンハッタンの摩天楼。 マンハッタンの主な展望台は、エンパイアステートビルディング、ロックフェラーセンターのトップオブザ・ロック、そしてワールドトレードセンター跡地に建てられたワンワールドトレードセンターのワンワールド展望台の3ヵ所。 筆者の一押しは、1931年に建てられたエンパイアステートビルディングからの眺めです。 ミッドタウンに位置しているので、マンハッタンがぐるりと見渡せるのはもちろんのこと、何といっても歴史のある建物らしい趣があり特別感を感じます。 時間が許すならば昼と夜の2度訪れて頂きたいのですが、1つ選ぶとしたらやはり夜景がおすすめです。 夕方に訪れて、マンハッタンに灯がともる過程を眺めるのも良いですね。 マンハッタンの夜景は何とも言えないエネルギーに満ちていて、まるでパワースポット。 展望台はメインとなる86階(320m)と、追加料金がかかるトップ展望台102階(381m)の2ヵ所あります。 86階の方が建物が近くて迫力がある、102階の方が遠くまで見渡せるなどそれぞれに良い点があるので、予算に合わせて選んでくださいね。 ▼ニューヨーク観光の関連記事 ・ ニューヨークを訪れたら外せない!体験者がオススメする観光スポット37選 ・ NYのシンボル「自由の女神」の見どころ、行き方を紹介!周辺のおすすめ観光スポットも♪ ・ 【ニューヨーク】タイムズスクエアの見どころや周辺のおすすめ観光スポットを紹介 日本から最も遠い距離にあり、旅行先としては馴染みの薄い地域かもしれません。 行くのは大変だけれども、一度は見ておきたい雄大な絶景スポットをご紹介します。 ブルーホールとは、鍾乳洞などが海没して、海に穴が開いたように見える形状のことです。 世界各地に存在していますが、中米のベリーズにあるブルーホールは世界最大規模を誇ります。 直径305m、深さは123mという途方もない大きさで、「海の怪物の寝床」の異名を持っています。 グレートブルーホールは、世界第2位の広さを誇る珊瑚礁で、多くの海洋生物が生息し、ユネスコ世界遺産にも指定されています。 ダイビングを楽しめるほか、遊覧飛行で空中からその雄姿を確認することができます。 ▼カリブ海周辺国の関連記事 ・ カリブ海の島国・キューバのおすすめ観光スポット10選!治安やベストな観光シーズンも紹介 ・ 夢のカリビアン・リゾート!バハマの旅行情報&おすすめ観光スポット15選 一度は見てみたい絶景スポットとして、SNSでも人気の「ウユニ塩湖」。 ボリビア西部の標高3,700m(富士山と同じくらい)の高地に存在する塩湖で、岐阜県とほぼ同程度の面積を持っています。 雨季(11〜3月)と乾季(2〜10月)で、全く趣の異なる絶景を楽しむことができます。 雨季は「天空の鏡」が体験できる時期です。 天気や風向きなどの条件が揃えば、湖面に空や自分の姿が鏡のように映し出され、とても幻想的! 乾季には、水がほとんど干上がって真っ白な塩の台地に変貌し、青空と塩湖の抜群のコントラストを鑑賞できます。 どちらのシーズンも、ここでしか見ることのできない絶景を求めて世界中から観光客が押し寄せます。 日本からは30時間以上かかる遥か遠い地ですが、ぜひ見てみたいものですね。 ※ボリビアの関連記事: 【ボリビア】奇跡の絶景「ウユニ塩湖」の見どころと周辺のおすすめ観光スポットを紹介 南米屈指の観光地マチュピチュは、アンデス山脈の尾根・標高2,450mにするインカ帝国の遺跡です。 山頂から見下ろさないと全貌が確認できないため「空中都市」の異名を持っています。 山の斜面に段上で遺跡が広がっており、その石積みは剃刀の刃を通さないほど精巧に造られています。 インカ帝国は文字を持たなかったため、この遺跡が何の目的で造られたのか、詳しいことはわかっていません。 住民が生活していた期間は80年程度と推定されています。 朝日や夕日に映えるマチュピチュの遺跡は、息を呑むほどの美しさです。 ▼ペルー/マチュピチュの関連記事 ・ 【ペルー】幻の天空都市マチュピチュ遺跡の見どころや周辺の観光スポットを紹介 ・ ペルーの人気観光地!マチュピチュ!クスコ!ティティカカ湖へいざ! https://www.flickr.com/photos/stignygaard/28055216027 「地球最後の秘境」とも呼ばれるギアナ高地は、ベネズエラ、ガイアナなど6か国に跨っています。 しかし、見どころのほとんどはベネズエラ領に属し、「カナイマ国立公園」としてユネスコ世界遺産に指定されています。 熱帯雨林に囲まれて人を寄せつけない「緑の魔境」であり、コナン・ドイルの小説『ロストワールド』の舞台にもなりました。 ギアナ高地を最も象徴する景観は「テーブルマウンテン」で、高地全体で100以上存在すると言われます。 標高2,810mのロライマ山は、ベネズエラ、ガイアナ、ブラジルの3か国に跨り、山頂の一角に国境が存在します。 https://www.flickr.com/photos/erikkristensen/5224960485/ ギアナ高地最大の見どころは、何といっても「エンジェルフォール」でしょう。 標高2560mのアウヤン・テプイから流れ落ちる滝で、落差は世界最大級の979m(東京タワーの3倍)! 水が途中で水蒸気に変化してしてしまい、滝つぼが存在しません。 アルゼンチンの南端・パタゴニア地方には、南極、グリーンランドに次ぐ世界で三番目の大氷河が存在します。 スペイン語で「氷河群」を意味するロス・グラシアレスは、東京都と神奈川県を合わせた位の広さを持つ大氷河群です。 そのすぐれた自然美から、国立公園およびユネスコ世界遺産にも指定されています。 ロス・グレシアレスの魅力は、その果てしない大きさだけではありません。 1番目の魅力は、美しく青い氷河にあります。 この地域の氷が空気をほとんど含んでいないために、青い光を反射するのです。 2番目の魅力は、氷河の大崩落です。 ロス・グラシアレスは、氷河地帯にしては温暖な気候のため、氷河が固定せす成長を続けます。 そのことから、気温が高い夏の時期には氷河が溶けて崩落します。 ビルほどの高さがある氷河が、轟音とともに崩れ落ちる光景は圧巻です。 ロス ・グラシアレスの北側に位置する、標高3,405mのフィッツロイ山。 登山用品、サーフィン用品などを展開するアウトドアブランド「 パタゴニア 」のロゴマークになっています。 すぐ麓までトレッキングルートがあるので、体力がある方はぜひ訪れてみてください。 アフリカのヴィクトリアの滝、アメリカのナイアガラの滝と並んで、世界三大瀑布の1つ、イグアスの滝。 アルゼンチンとブラジルの国境となるイグアス川とパラナ川が合流する地点にあります。 アルゼンチン側の拠点の町、プエルトイグアスへはブエノスアイレスから飛行機で約2時間。 ブラジル側の拠点の町、フォスドイグアスへは、サンパウロ、リオデジャネイロなどか飛行機で約2時間。 ブラジル側の特徴は、滝の全景が見渡せること。 アルゼンチン側では滝のそばまで遊歩道で行くことが出来ます。 せっかくなら両側から滝見物をしたいという方は、最低でも2日の滞在が必要です。 イグアスの滝は全長約4km、最大落差80mの断崖に、大小300余りの滝があり、水量が多い時期には、毎秒6万5千トンもの水が轟音を立てて流れ落ちて行きます。 最大の見どころと言えるのは通称「悪魔の喉笛」。 高さ80mから流れ落ちる水の、ごごごーっという轟音と水量と水煙に圧倒されることでしょう。 イグアスの滝観光では、アクティビィも豊富で、中でも滝つぼに突っ込むスピードボートが人気です。 当然ずぶ濡れになるので水着着用で臨みましょう。 ※ブラジル観光の関連記事: リオデジャネイロのおすすめ観光スポット13選!熱狂のサンバとともにボサノバやグラフィティアートを満喫しよう 広大な太平洋には、ビーチリゾートにぴったりの美しい島が点在しています。 しかし、ビーチだけでなく、雄大な自然美もたくさん存在します。 今回は、アジア地域を除く北太平洋、南太平洋、オセアニア州の絶景スポットをご紹介します。 透き通った美しい海から、世界有数のダイビングスポットとして知られるパラオ共和国。 中でも「ロックアイランド」は屈指の絶景スポットとして有名で、ユネスコ世界遺産「ロックアイランド群と南ラグーン」に指定されています。 ロックアイランドとは、古代の火山活動によって隆起した石灰岩の無人の島々です。 こんもりとしたマッシュルーム型の島が特徴的で、コロール島とペリリュー島との間に455の島が点在しています。 島をとりまく海の色もスポットによって異なり、ターコイズブルーやエメラルドグリーンなどに彩られたバリエーションは言葉で言い表せないほど。 海から隔離された「マリンレイク」には多くの希少生物が生息し、タコクラゲが多数生息している「ジェリーフィッシュレイク」など興味深い生態系も楽しめます。 ※パラオの関連記事: ミクロネシアの楽園・パラオのおすすめ観光スポット10選!実は世界一の親日国? ゴーギャンが愛した南太平洋の楽園・タヒチ。 タヒチ島を中心としたソシエテ諸島は、フランス領ポリネシアとして、極上のバカンスが楽しめる島々が集まっています。 中でも「太平洋の真珠」と称されるボラボラ島は、タヒチで一番と言われるほどの絶景と美しい海に囲まれた島です。 ボラボラ島は、首都パペーテのあるタヒチ島から260km、国内線に乗り継いで50分の場所に位置しています。 抜群の透明度と、青い海のグラデーションがとても美しい海は、時間が経つのを忘れてしまうくらいの心地よさを感じます。 島のシンボルである、トンガリ山の「オテマヌ山」をバックにした珊瑚礁の海は、まるで絵画の世界に迷い込んだかのようです。 目の前にある絶景を楽しみながら、水上コテージで至福のバカンスを楽しんでください。 オーストラリア中部には、荒涼として乾燥した大地が広がっています。 巨大な一枚岩・エアーズロックは、そんな中部の大地を代表する絶景スポットです。 エアーズロックは周囲9.4m、高さ348mと、東京タワーより高い一枚岩です。 先住民アボリニジの聖地となっており、現地では「ウルル」の名前で呼ばれています。 朝日や夕日に照らされて、赤く染まった岩の眺望はとても幻想的です。 2019年10月より、アボリジニの人達の長年の要求が認められ、登頂はできなくなりました。 周辺観光は可能なので、様々な時間帯や場所から偉大なウルルを眺めてみませんか? 世界最大の珊瑚礁地帯、グレートバリアリーフ。 2,300km続くリーフには、1,600種以上の魚、411種のハードコーラル、150種類のソフトコーラル、30種類以上のクジラとイルカ、7種類のウミガメのうち6種類が生息しています。 そんなグレートバリアリーフの中心、クイーンズランド州の海岸沖に浮かぶウィットサンデー諸島。 74の島々からなり、そのほとんどが手付かずというトロピカルアイランドです。 中でもホワイトヘブンビーチは、世界で最も美しいビーチの1つと称されています。 純度98%のシリカ砂のビーチは、まぶしいと感じるほどの白さでキラキラしています。 ホワイトヘブンビーチへのアクセスは、ウィットサンデー諸島のリゾート島、ハミルトン島からが一般的で、高速カタマランでわずか30分の船旅です。 また、ヘリコプターや水上飛行機でも上陸可能。 ホワイトヘブンビーチでは数時間の滞在が出来るので、シュノーケリングなど思い思いに過ごせます。 ヘリコプターや水上飛行機利用のツアーでは、白い砂の中を川が流れる神秘的な姿が人気のヒル・イントレットや、有名なハートリーフも上空から眺めるコースが人気です。 ▼オーストラリア観光の関連記事 ・ オーストラリアの観光地24選!世界遺産やビーチ、オペラハウスまで人気スポットを厳選 ・ メルボルン・ブリスベンに行くならここで決まり!オーストラリア東海岸でオススメの観光スポット23選! ニュージーランド南島には、「テ・ワヒポウナム」とよばれる雄大な自然が広がっています。 その海岸部に位置し、フィヨルドの自然美を満喫できる景勝地がミルフォード・サウンドです。 名前はウェールズの景勝地・「ミルフォードヘブン」から名付けられ、マオリ語ではピオピオタヒ(1羽のツグミ)と呼ばれます。 「世界8番目の不思議」と言われる絶景は、悠久の年月をかけて形成された氷河がつくりあげたものです。 垂直にそそり立つ崖壁、落差1,000mに達する滝や奇岩の数々は、海洋生物の宝庫でもあります。 湾内のクルージングや遊覧飛行など、様々な角度からの絶景鑑賞もおすすめです。 クルーズ船についてくるイルカや、岩場でのんびりと日向ぼっこをするアザラシにも出会えるかもしれません。 ▼ニュージーランドの関連記事 ・ ニュージーランド旅行はこれで完璧!おすすめ観光地から、言語、文化や風土、入国審査まで徹底解説! ・ オークランドの観光ガイド!ニュージーランドを愛する元添乗員が徹底解説 ・ 【ニュージーランド】世界一の星空とミルキーブルーの「テカポ湖」でやりたいこと9選 映画『天国にいちばん近い島』で一躍脚光を浴びることになった、南海の楽園・ニューカレドニア。 フランスの海外領土であり、ビーチリゾートだけでなく、パリを彷彿させるお洒落な街並みも人気があります。 ニューカレドニア本島の東には、「ロワイヨテ諸島」と呼ばれる離島群が存在します。 本格的な観光地がされておらず、公共交通機関もないため滞在には不便するかもしれませんが、本当の「天国」が待っています。 ウベア島は、ロワイヨテ諸島北部に位置する三日月型の島です。 ひたすら青く美しい海を見るために行く島、ウベア島の魅力を表現すればこの一言に尽きます。 コバルトブルー、エメラルドグリーンなど、海の美しさを表す言葉はたくさんありますが、この島ではそのすべてを鑑賞できるといっても過言ではありません。 観光客が少ないので、目の前にある絶景を独り占めできることは幸せです。 ※ニューカレドニアの関連記事: ニューカレドニアのおすすめ観光スポット12選!「天国に一番近い島」で至福のバカンスを 日本からは遥か遠いアフリカの大地。 多くの方がまだ見ぬであろう、ダイナミックなアフリカの絶景スポットをご紹介します。 エジプト観光の定番スポットであるギザのピラミッドは、首都カイロから車で1時間程度の街・ギザにあります。 クフ王、カフラー王、メンカウラー王の「三大ピラミッド」とスフィンクスのほか、王妃のピラミッドなど周辺の遺跡で構成されています。 一番大きなクフ王のピラミッドは約4500年前に建造されたと推定され、その規模は40階建てのビルの高さに匹敵します。 その精巧な造りは、遥か大昔に建造されたとは思えないほどの出来栄えで、間近に鑑賞すると歴史のロマンを感じることでしょう。 1日の入場制限がありますが、クフ王のピラミッドは内部見学が可能です。 ラクダや馬に乗ってピラミッド周辺を散策したり、ライトアップしたピラミッドのショーを鑑賞してみるのも良いでしょう。 ※カイロ観光の関連記事: エジプトの首都「カイロ」のおすすめ観光スポット27選!定番から日帰りで行ける人気観光地まで エチオピア北東部、エリトリア国境近くに位置するダナキル砂漠は、地球上で最も暑くて過酷な場所です。 日中の平均気温は40℃に達し、夏場は50℃以上になることもしばしば。 地球の裂け目「アフリカ大地溝帯」にあり、海抜はマイナス100mという自然環境の下、ここでしか見ることのできない絶景を鑑賞することができます。 ダナキル砂漠を訪れるツアーは「世界一過酷」だと言われています。 酷暑のうえ、道なき道を進まなければならず、有毒ガスが蔓延している地域もあります。 そこまでしても見る価値充分な素晴らしい景観が、訪れる人を魅了します。 ダナキル砂漠で最も有名な景観は、「ダロール火山」に広がる溶岩域です。 黄色やオレンジ、黄緑など極彩色に染まった灼熱の塩水は、ほかの惑星に迷い込んだかのようです。 他にも、アフリカのウユニと呼ばれる「アサレ湖」や、マグマを間近で観察できる「エルタ・アレ火山」など、驚異のスポットが満載です。 最もアフリカを象徴する風景といえば、ライオンやキリン、シマウマなど野生動物が生活する姿でしょう。 タンザニアのセレンゲッティ国立公園は、最高峰・キリマンジャロの裾野に広がる大サバンナ地帯です。 セレンゲッティとはマサイ語で「果てしなく広がる平原」を意味し、面積は関東平野の8割の広さを誇ります。 公園内には300万頭以上の大型哺乳動物がいて、いわゆる「ビックファイブ」のほか、ヒョウ、バッファローなど35種類の平原に住む動物をみることができると言われています。 圧巻なのが、ヌーの大移動です。 草原を求めて、ケニアのマサイマラまで移動する大群が地平線を埋め尽くします。 ※タンザニアの関連記事: タンザニアのおすすめ観光スポット6選!壮大なサファリパークや美しいビーチなどアフリカの大自然を満喫しよう♪ アフリカ南西部・ナミビアの大西洋岸沿いに広がるナミブ砂漠は、約8000万年前に誕生した世界最古の砂漠です。 北はアンゴラ国境、南は南アフリカ北部まで1,000km以上に及び、その面積は5万㎢に達します。 ナミブとは現地の言葉で「なにもない」という意味です。 ナミブ砂漠の美しさは、赤みを帯びたオレンジ色の砂にあります。 その砂の色は、風に乗って鉄分が付着して酸化したためだと考えられています。 砂丘の風紋の美しさも格別ですが、朝日や夕暮れ時に真っ赤に染まる光景は圧巻です。 ナミブ砂漠の見どころは他にもあります。 砂漠最奥部にあるデッドフレイは、900年前まで湖底だったところです。 朽ち果てて立つ古木が、とても幻想的な雰囲気を醸し出します。 この砂漠に植生する固有植物のウェルウィッチアは、少ない地下水を吸いながら1000年以上の寿命を保つ変わり種です。 世界三大瀑布に数えられる「ヴィクトリアの滝」は、アフリカ南部のジンバブエとザンビアの国境に存在します。 大河・ザンベジ川の途中に位置し、最大落差108m、滝幅1,708mと途方もない規模を誇ります。 ザンビアでの公式名称・「モーシ・オワ・トゥーニャ(雷鳴する水煙)」の名前の通り、水煙が1,000mの高さまで上がり、数キロ先からも確認できるほどです。 また、通常は周囲に滝を形成するはずの断崖や渓谷が一切存在しない点も特徴的です。 滝の大迫力を鑑賞する以外にも、楽しみ方はたくさんあります。 水量が多い時期の満月の夜にだけかかる「ルナレインボー」は、他では体験できない貴重なもの。 滝の崖っぷちにある天然プール・デビルズプールはスリル満点です。 ※ザンビアの関連記事: 広大な自然に恵まれたザンビアのおすすめ観光スポットを紹介 アフリカの南東約400km、インド洋に浮かぶマダガスカル島は、世界4番目の大きさ。 動植物が独自の進化を遂げた孤島です。 有名なワオキツネザルやベローシファカをはじめ、島内に生息する動物の約80%がマダガスカル島の固有種。 マダガスカル島を訪れるほとんどの旅人の目的は、そんな動物達に出会うことと、バオバブの並木道を歩くことでしょう。 バオバブは地球上に存在する最も大きな樹木と言われ、世界に11種類が確認されており、そのうちの8種類がマダガスカル島で生息しています。 小説「星の王子様」に登場するバオバブの木は、星を破壊する悪い巨木で、見つけたらすぐに引っこ抜くとされていますが、実際は果実は栄養価が高く、樹皮も薬にもなり、薬の木とも呼ばれるほど。 高さは平均30m、直径は約10mという巨木で、樹齢は軽く1000年を超えるというから驚きです。 幹には10トンもの水を蓄えており、乾季にはその蓄えのみで生き、雨季のみ葉っぱが見られます。 そんな珍しいバオバブの木が並ぶ場所が、マダガスカル島西端の街モロンダバの近郊にあります。 モロンダバからはタクシーと交渉して訪れることになりますが、観光客に慣れている上に相場も決まっているので安心です。 人気の時間帯はマジックアワーからサンセット。 夕陽に浮かび上がる巨木のシルエットはここでしか見られない絶景と言えるでしょう。 マダガスカルには日本からの直行便がないためかなりの時間を要しますが、それだけの価値がある最後の楽園。 首都アンタナナリボからモロンダバまでの国内線は、毎日運行ではないので、良く調べてスケジュールを立てるようにしてくださいね。 世界には、信じられないような絶景スポットがたくさん残っています。 今回ご紹介したスポットの中にも、距離的に遠過ぎたりして、まだ気軽な観光が難しい場所も含まれています。 大自然が織りなす素晴らしい景観や、先人が残した偉大な遺産の大きさを感じながら、いつかは訪れてみたいものですね。 ▼絶景/世界一周の関連記事 ・ 日本全国の絶景観光スポット総まとめ!全都道府県からとびっきりの絶景を厳選 ・ 【実際に世界一周した筆者が解説】世界一周旅行の費用はどれくらい?準備費や内訳、現地での節約方法を地域別に解説 ・ 一生に一度は訪れてみたい世界の大聖堂20選!ヨーロッパを中心に有名な世界遺産やユニークな外観の大聖堂を紹介