海外に電話をかけるには、次の3つの番号をあらかじめ知っている必要があります。 国際アクセス番号 相手の国番号 相手の国内での電話番号 これらの番号を順に押していけば、海外に電話がつながります。 まず国際アクセス番号は、これからかける電話が国際電話であることを知らせる番号です。どのサービスを使って国際電話をかけるかによって、この番号は異なります。代表的なサービス会社は以下の通りですが、その他の場合については利用サービスのホームページなどで確認しましょう。 固定電話からかける場合 NTT:0033-010 KDDI:001-010 フレッツ(IP電話):010 携帯電話からかける場合 NTT:010 au:001-010 softbank:010 プリペイドカード カードに記載の番号 一般に携帯電話よりはアナログ固定電話、さらにはIP電話やプリペイドカードを使った国際電話の方が通話料が安いので、あらかじめ料金を確認してお得なサービスを選ぶと良いでしょう。 国際アクセス番号に続いて国番号(country code)を押すことで、どの国に電話をかけるかを指定します。いくつかの国については以下の通りですが、その他の国番号は主要電話会社のホームページ等に掲載されています。 アメリカ:1 イギリス:44 フランス:33 ドイツ:49 韓国:82 中国:86 台湾:886 オーストラリア:61 (日本:81) 相手の電話番号は市外局番からすべて必要です。重要な点は、(一部の例外を除いて)先頭に0がある場合は、それを削除するということです。 それでは例として、イギリス国内の 0123-456-7890 という番号にNTTの固定電話を使ってかける場合を考えましょう。このとき最初にご紹介した3つの番号はそれぞれ以下のようになります。 国際アクセス番号:0033-010 相手の国番号:44 相手の国内での電話番号:123-456-7890 相手国内の電話番号から先頭の0を除いていることに注意しましょう。これらの番号を続けて 0033-010-44-123-456-7890 とすることで、国際電話をかけることができます。 電話番号の表記が「+」で始まっていることがあります。この場合、「+」につながっている部分は国番号を表します。たとえば +1-234-56-7890 と書かれているとき、国番号が「1」すなわちアメリカであることを意味し、それに続く数字はアメリカ国内の電話番号を表しています(市外局番の先頭に0がついていても、それはあらかじめ除いてあります)。したがってこの番号に国際電話をかけるときは、国際アクセス番号に続いて1-234-56-7890を押せばよいということになります。 また、相手に自分の電話番号を知らせるときに+81(日本の国番号)をつけて教えてあげれば、相手は日本の国番号を調べる手間を省くことができます。 【関連記事】 海外への郵便の宛名と住所の書き方(エアメール・国際郵便) 国際キャッシュカードとは?海外での現金の引き出しに便利! 海外で携帯・スマホを使うときの注意 iPhoneを海外旅行先で使うときの設定方法!高額請求に注意 海外旅行先でスマホ・携帯電話を使うときの設定方法