初めての国や久しぶりの海外旅行では、楽しみと期待の他に、不安や心配もたくさんあります。 海外渡航国30か国以上ある筆者(英語も苦手)でも初めての場所には毎回不安はあります。 しかし過去の経験よりことで、不安が軽減されトラブルにあう確率も減ったように感じます。 「漠然とした不安」を1つずつ紐解き、その解決策とあわせてご紹介します。 不安①:「円安や物価高、燃油サーチャージ高騰に対する不安」 不安②:「言葉が通じるか、コミュニケーションがとれるか不安」 不安③:「犯罪やテロにまきこまれないか不安」 不安④:「スリ・置き引きに遭わないか不安」 不安⑤:「体調を崩さないか不安」 不安⑥:「ホテルや目的地まで無事辿り着けるか不安」 不安⑦:「同行者とケンカをしないか不安」 不安⑧:「飛行機の手続き・機内が不安」 不安⑨:「携帯の充電が切れないか不安」 不安⑩:「現地の食事が食べられるか不安」 不安⑪:「そもそも海外旅行に出発できるのか不安」 など不安を抱く方も多くいらっしゃいます。 歴史的なインフレが世界各国で続いているため、日本も含め多くの国で以前より物価が高くなっています。 さらに燃油サーチャージの高沸も続いており、航空券など旅行に掛かる費用も多くなっています。 具体的な目的地がまだ決まっていない場合は、現地の物価状況を確認して旅行先を選ぶのも一つの方法です。 円安でも物価が安い国であれば、現地でかかる食事代などを抑えることもでき、存分に楽しむことができます。 例えばアメリカ・ハワイ・ヨーロッパにおいては、レストランでの外食は結構高額になることも。 とはいえ、海外旅行の醍醐味のひとつに「旅先での美味しい食事」は外せません! アメリカのお料理は一人前の量が非常に多いこともあるため、複数人で旅行を計画することでうまくシェアをすれば、多少の節約になることも。 また、スーパーなどを活用しテイクアウトをしたり、お米などを持参して自炊するなど食事にメリハリをつけることで乗り切りましょう。 事前に物価を調べておけば「こんなにかかると思わなかった、、、」となることもありません。 知っておくことで気持ちの面でも、旅費を準備する時でも不安を削減できます。 そして、折角の旅行だからと思い切って楽しむことも重要です。 LCCでは燃油サーチャージが追加徴収されません。(一部航空会社、路線除く) 燃油サーチャージが高沸している今、旅行代金をおさえるための手段として検討してみるのもおすすめです。 燃油サーチャージは、距離によって金額が異なります。 長距離路線であれば高くなり、短距離路線であれば安くおさえられます。 行先を決める際に参考にしてみもいいかもしれません。 まずは「伝えたい!」という気持ちが大切です。 言葉で伝えなくても、伝わる手段はあります。 ガイドブック、携帯電話、手書きのイラストなど、写真・絵でみせるとたいてい伝わります。 注文したい食事や、行きたい場所、やりたいことを伝えたいときに便利です。 わからない単語は、ガイドブックやスマホで調べることもできます。 最近では、性能もよくコンパクトサイズな「POCKETALK(ポケトーク)」と「illi(イリー)」などといった翻訳機もあります。 ネット環境があれば、事前にGoogle翻訳のアプリなどをインストールしておくのも安心です。 単語だけでも片言でも、ボディランゲージでも伝わります。 知っている英単語を並べ、身ぶり手ぶりを交えながらやりたいことを表現すれば意外と理解してくれます。 一度でも体験してみると、なんとかなる感覚や自信もつきます。 言葉も常識も日本と全く違う海外旅行。 どれが優良なタクシーかわからない、どこが危険な地域かわからないなど困ったことがあれば、HISなら世界58か国に頼れる支店があります。 外務省が提供している海外安全ホームページからは、各国の治安状況を確認できます。出発前に外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録することで、最新の海外安全情報を日本語のメールで受信でき、緊急時の連絡、安否確認、支援が受けられます。 渡航先の犯罪率、危険なエリア、犯罪被害(強盗、盗難、ぼったくり)の手口などを事前に確認しておくことで、ある程度の対策と心構えができます。 外務省(海外安全情報)のページはこちら>> など、外務省のWEBサイトにも記載されてます。 他にも、知らない人物から「荷物を預かって行って欲しい」などの依頼を受けた場合は、はっきりと断りましょう。 麻薬など「運び屋」として利用する手口もあります。 (外務省 海外安全ホームページから抜粋) 万が一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。海外で病気や怪我をした場合、時には数千万円にものぼる高額な医療費が請求されることもあります。 第3国や日本への緊急移送が必要となった場合には移送費も含めた経費を全て自己負担しなければなりません。 海外旅行保険比較のページはこちら>> スーツケースやカバンから目を離さないのは当たり前です。 日本ではカバン等を置いて席をとったり、椅子の後ろに鞄をかけたり、カバンを置いたままトイレにいったりすることもありますが、全てNG行為です。 貴重品は膝の上や必ず目の届く場所に置きましょう。 財布やスマホなどの電子機器は必要な時以外は、カバンにしまいましょう。 スマホは高級品です。歩きスマホなどをしているとスリにあう可能性も高くなります。 カバンの口が開いているのはもっての他です。 ショルダーバックなどは、蓋をした上で前にもってきます。 リュックの場合も人が多い場所では、前に抱えましょう。 また、現金、クレジットカード、パスポートなど貴重品は別々の場所に収納し、リスク分散しておくのも被害を最小限にするポイントです。 既にご紹介した、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録することで、最新の海外安全情報を日本語のメールで受信できます。 手口などを知っているのと、知らないのでは被害にあう確率も変わってきます。 パスポートやクレジットカードなどの貴重品をコピーしたり、携帯電話で撮影しておくこともおすすめします。 万が一紛失、盗難にあった場合に手続きがスムーズです。 外務省(海外安全情報)のページはこちら>> 「携行品損害補償」が付いている海外旅行保険であれば、保険の範囲内で補償されます。現地の警察で「盗難届」を提出し、「盗難証明書」や「事故証明書」が必要になるため、被害にあった際は海外旅行保険専用の事故受付窓口に連絡をし確認しましょう。 海外旅行保険比較のページはこちら>> 不慣れな場所・生活をすると思った以上に疲れることもあります。 無理のないスケジュールとしっかり睡眠をとることも大切です。 普段使用している鎮痛剤・胃腸薬・酔い止め・下痢止めなど体調に応じて用意しましょう。飛行機の欠航など不測の事態に備えて、少し多めに持っていくと安心です。 病院の手配や通訳のサービスに加え、加入している保険の補償金額までは保険会社に負担してもらえます。 海外では、医療費が高額になるケースも多く、充分な補償金額で契約していれば金銭的な負担を心配せずに、安心して治療を受けることができます。 海外旅行保険比較のページはこちら>> 文明の利器に素直に頼るのも手です。 通信環境があれば、Google Mapで目的地を設定し、あとは従うだけ。 ある程度の都市であれば、日本と同じように電車やバスの乗継はもちろん、目的地までルートを示してくれます。但し、地図データは容量が大きいため、パケット通信料や充電の消費が大きくなります。 そのため、予めGoogleMapにログインし、オフラインマップをダウンロードしておけば通信がなくて地図は表示できるので、より安心です。但し、スリには注意です。 言葉で伝えると言語や発音の問題で、正しく伝わらないこともあります。 予め、目的地の名前や住所をメモしておき、見せるのが間違いないです。 公共交通機関やタクシーを使うのに不安がある人は、オプショナルツアーに申し込むこともひとつの方法です。 日本からの添乗員付きツアーや、現地もしくは日本で観光などのオプショナルツアーや送迎サービスを予め手配することもおすすめです。 予めUberなどの配車アプリをダウンロードし、クレジットカードなどの情報を登録えします。目的地と乗車場所を登録すると、料金の目安も表示されます。目的地の説明や支払いをする必要もないため、ぼったくりの心配もありません。特にコミュニケーションが苦手な方にはありがたいサービスです。 またドライバー情報が送られてきますので、評価も含め乗車前に確認ができます。 国や地域により、様々な配車サービスがあるため事前に確認して活用してみましょう。 旅行計画や言葉の面などで、まかせっきりにすると、「何で私ばかり、、、」と相手の不満が増えてしまうかもしれません。 まかせっきりにするだけでなく、自分でできることはする。より快適で楽しい旅にするためいは、しようとする努力は必要ですね。 旅行して初めて知る一面もあるかもしれません。期間限定だと思って、割り切ることも大切な時間を無駄にしないポイントです。 航空会社、空港、時間帯にもよりますが、少なくとも2時間以上前には空港に到着することをおすすめします。 チェックインや預け荷物の手続きに時間を要したり、預け荷物不可なものをスーツケースにいれてしまったり、機内で使用するものを出していなかったり、しっかり準備したつもりでも、急いでいる時に限ってハプニングは起こるものです。 海外での空港トラブルとなると、時間がない上に言葉の問題や文化の違いなども重なり、パニックに陥ることも。 時間に余裕があれば、慌てることもないので、余計なストレスは削減されますね。 ゴールデンウィークや、年末年始のような出国者が多い時期はもちろん、出発便が多い時間帯や海外からの観光客が増える時期などは、出入国審査に時間がかかる場合もあります。 特に最近トラブルが多いのがモバイルバッテリーに使われているリチウム電池。リチウム電池は、機内への持ち込みのみ可能で且つ容量にも制限があるため注意が必要です。 荷物が重すぎて重量オーバーになることも。航空会社により、預入荷物重量や個数は異なります。オーバーすると追加料金を支払う必要があったり、重量以内に収めないと預けられない場合もあります。 事前に確認すると空港で慌てることはありません。 国際線の飛行機は、高度1万メートル付近を飛行しています。 飛行中の機内は与圧装置で0.8気圧程度になるよう調整されていて、酸素の量が2割減ることになります。 気圧が下がると、空気中の酸素濃度が薄くなり体内の酸素が減るため代謝が悪くなりアルコール分解が遅れるためと、末梢血管が拡張し血液循環が促進されてアルコールがまわりやすくなると言われています。機内では地上の2~3倍程度酔いやすいようです。 またアルコールの利尿作用に加え、機内は乾燥しているため脱水症状になりやすい環境です。 機内でのアルコールはいつもより控え目にし同量以上の水を飲むよう心がけましょう。 飛行機は公共交通機関の中でももっとも安全な乗り物と言われています。 飛行機事故の確率:0.0009%(世界) 飛行機事故の確率:0.000034%(米国) ※車で死亡事故に遭遇する確率:0.03%(米国) 国家安全運輸委員会(NTSB) 携帯電話は、連絡手段の他に、調べもの、地図、時計、メモ帳、計算機、音楽プレーヤー、電子チケット、そしてカメラと様々な役割を果たしてます。 充電がなくなると、パニックに陥る可能性もあります。 地図などを使用していると充電の減りが早いこともあるため、モバイルバッテリーがあると安心です。 万が一のために、ホテルの場所や同行者の連絡先などは、メモしておくと安心です。 海外での通信料が高額になる理由のひとつが、スマホの通信(データローミング)設定方法にあります。 スマホを使っている認識がなくても、スマホ内のアプリが最新の更新データを確認するために「自動的に通信を行う」場合があります。海外でメールやインターネットに接続する際に使用されるデータ通信「データローミング」は、「国内のパケット”定額サービス”が適用されません。 海外で通信料を高額にさせないために手段は複数あります。 ・ポケットWi-Fiをレンタルする ・SIMフリーのスマホであれば、海外では現地で使用できる「プリペイド式SIMカード」を利用する ・ホテルなどの「Wi-Fiを利用する」 ・「通信回線をオフにする」 個人の利用予定状況に応じて対応しましょう。 最近では、美味しくコンパクトなインスタント食品もたくさんあります。 お味噌汁や、フリーズドライのおかゆなどがあるだけで安心です。 水は必ずミネラルウォーターを飲むようにしましょう。 また、冷たい飲み物をオーダーすると氷がはいってくる場合が多いため「No ice」と伝えるか、温かい飲み物を注文するようにしましょう。 急な出張、インフルエンザなどが流行る時期や小さい子供連れの旅行など突然の病気などで旅行をキャンセルせざるえないことも。 キャンセル理由の多いものとしては以下理由が上位を占めます。 ・急な病気怪我によるキャンセル ・急な出張 ・妊娠発覚 ・台風など交通機関運休・遅延 ・身内または本人の死亡・危篤 いずれも予測不能な事象ばかりです。 それでも、通常パッケージツアーでは1か月前(ピーク時期では40日前)から規定の取消料が発生します。 直前のキャンセルになると前日においては、旅行代金の50%、当日だと100%かかることも。 航空券の種類によっては、予約と同時にキャンセルした場合には100%というものも少なくありません。 急な海外旅行の出発を中止した場合の航空券や旅行代金の取消料を最大全額補償してくれる旅行キャンセル保険に加入すれば、安心です。 楽しみにしている海外旅行をキャンセルすることなど考えたくもありませんが、先の予定に不安があったり、交通遅延やパスポート忘れなどのトラブルに備えて少しでも心とお財布の負担を軽くしたい方におすすめのサービスです。 補償内容にもよりますが、1,000円程度の金額から申し込みができるため、おすすめです。 HISキャンセルサポートのサイトはこちら>> 旅行中のプランとともに家を出発してから帰るまでをシミュレーションしてみると、どこに不安があるかを見つけやすく、その対策もしやすいかもしれません。不安を取り除くための手段や、少しの知識があるだけで、海外旅行における不安は軽減されますよ。渡航先の大使館や、利用した旅行会社等の現地支店の場所・連絡先を確認しておくだけでも安心です。